買い物
午前中、亭主と息子を車に乗せて、買い物に出た。
まず、電器店へ行って、iPhone13のケースその他を購入。
ケースはシンプルな手帳型にした。
選ぶのを楽しむほどの種類がなかったのは残念だけど、使ってみたら気に入った。
Amazonに、同じデザインのiPhone X用の商品情報があった。
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保護シートも購入。
ケースと同じくらいのお値段。
高いなと思ったけど、落として割るのが怖いので(経験済み)、必要経費と思うことにした。
それから、充電用のUSBコンセント。
純正品のものより400円ほど安い、エレコムのものにした。
顔文字がかわいい。( ・ω・)
ダイエット
電器店での買い物が済んだあと、亭主と息子『23歳・重度自閉症)はスーパーへ。
スーパーでお腹が痛くなりがちな私は、先に車に戻った。
スーパーでの買い出し中、亭主がオヤツや果物を買い物かごに入れようとするたびに、息子が品物を売り場に戻してしまうで、安売りのバナナを買うのに苦労したらしい。
息子は食べ物に強い執着心がある。
幼児期には食が細くて体型もスリムだったけど、小学校の高学年ぐらいから、好物を目にすると、食べ尽くすまで止まらないようになった。
牛乳は冷蔵庫にあるだけ飲んでしまうし、ご飯も炊飯器が空っぽになるまでおかわりがとまらない。買ってきたばかりのバナナ一房や。8枚切りの食パンが、いつのまにか消滅しているなんてこともしょっちゅうだった。
当然、体はどんどん肥満していく。
特別支援学校在学中は、ずっと「肥満対策」のための指導が入っていて、献立や生活習慣のアドバイスを受けていたけど、体重は増えるばかりだった。
ところが、数年前から、息子はそれまで過食していたものに対して、奇妙な行動を取るようになった。
牛乳を飲んでしまうと、空になった紙パックを細切れになるまで引き裂いて、ゴミ箱に捨ててしまう。
最初は、学校でやっていた紙漉きの工程を思い出しているのかと思ったけど、ジュースの入っていた紙パックを引き裂くことはない。裂いて捨てられるのは、息子のお気に入りの銘柄の牛乳だけなのだ。
そのうち、家族が飲もうとして冷蔵庫から持ち出した牛乳を、すばやく冷蔵庫に戻してしまうようになった。コップに注ぐ前でも容赦なく戻されてしまう。
その様子を見ていて、もしかしたら、息子は牛乳を視界に入れたくないのかもしれないと思うようになった。
目に入ってしまうと、際限なく飲んでしまうし、空っぽの紙パックが残っていると、飲みたい衝動を感じ続けてしまって辛いのかもしれない。
学校時代、息子のダイエットが成功しなかったのは、目の前にある食べ物を我慢させられることが阿鼻叫喚の大パニックの引き金だったからだけど、食べ物への衝動に振り回されて最も困惑していたのは、息子本人だったのかもしれない。
自力で過食を止められないような食品は視界にいれないというのが、暮らしの平穏を維持するために息子が編み出した戦略なのだろう。
その戦略の一環として、スーパーの買い物かごにオヤツや果物などの大好物を入れようとする亭主をブロックするのかもしれない。
「せやけど5本で78円のバナナとか見たら、買いたくなるやろ!?」
という亭主のぼやきを、息子はどう思って聞いたことやら。
そして、オヤツや果物を阻止した息子は、ちゃっかりドリンクをねだって買ってもらっていた。
コカコーラファンタ ゴールデンキウイ+ソルト
息子が飲み残しているので、一口もらってみたけど……
たぶん、そんなにまずいわけじゃないと思うんだけど、飲んだときにふわっと感じる何かに、そこはかとなくシャンプーとか食器洗剤とか、「飲んではいけません」な領域の液体を連想してしまって、私には無理だった。
一口飲んだ私が「うえっ」となっているのを、ニヤっと笑って見ていた息子。
大好物のコカコーラやファンタグレープじゃなくて、わざわざこれを選んだのも、飲み終わって空っぽになったペットボトルを見て辛くならないためだったのかな、とは思うけれども、リピ買いはできればやめて欲しいと思う。