ねこたま日記
こんにちは。
今日はなんとなく見出し機能を使ってみることにする。
今日のふにゃもらけ
雲のじゅうたんに、ひつじ。
お洋服は先日のイベントでがんばって作成した、虹色のシャツ。
福祉関連の施設の名称には、「虹」関連のことばが使われていることが多いように思う。
虹の家
虹の里
虹の国
……
空にかかる虹はきれいだと思うし、見るとうれしくなるけれども、「虹」という漢字は虫偏で、日々カツオブシムシの自宅内繁殖力と戦っていて、もともと虫が苦手な私としては、あまり好ましくない字面ではある。同じように感じる人も多そうな気がする。虫を嫌悪する人はとても多いから。
「虹」は、もともと虹のアーチを大蛇に見立て作られた漢字だという説があるんだとか。
もっと別のものに見立てればよかったのに。(´・ω・`)
現代日本の福祉施設とは逆に、昔の和歌には虹を読んだ歌がとても少ないように思う。
気象や色彩に敏感なはずの歌人たちが、虹をスルーした理由が分からないけど、もしかしたら蛇に関連づけられた自然現象だったからかもしれないと想像してみる。
蛇を詠んだ和歌ってあるんだろうか。あとで探してみよう。
パニック
昨日の夜、息子(24歳・重度の知的障害を伴う自閉症)がひさびさに大パニックを起こした。
きっかけも、原因も不明。
晩ご飯を食べ終わったあたりから、だんだん落ち着かなくなってきて、入浴後には意味の取りにくい絶叫が止まらなくなった。
風呂場やトイレに突入して、水を流し続けようとしたり、水道のレバーを力任せにガチャガチャやろうとする。それを止められると、ベランダ窓を開け放って、裏声で叫ぶ。どう考えてもご近所迷惑だから止めようとしたけど、声がけ程度では火に油を注ぐ結果になるだけだった。
意味不明の絶叫の合間に、何度も「れんらくちょう!」と叫ぶので、介護施設の連絡帳をカバンから出して、見せてもらった。
家族と職員さんとのやりとりは、主に連絡帳で行なっている。家族からは本人の体調などの申し送りをして、職員さんからは施設での様子や食事量、日課や行事などの報告がある。
昨日は、朝から少し興奮気味で、日課の一部(手作業の後の片付け等)に、うまく参加できなかったりしたという。
興奮した理由について、職員さんは、天気が悪くなりそうだったからかも、と推測していた。
息子は雨が降りそうなときや、台風が接近してきているときに、パニックを起こしやすい傾向がある。
昨日は一日中はっきりしない空模様だったので、イラついたのかもしれない。あるいは、そういうイラつきを下地として、何か別のことでストレスがかかったためにパニックになったのかもしれない。
介護施設を出て、行動援護のヘルパーさんと帰宅してくる途中は、とくに荒れることもなかったという。
家に帰って、食事をしてお風呂に入って、一段落したところで、記憶のフラッシュバックがあったのだろうか。
叫んでいる息子は、うっすら涙を浮かべていて、とても苦しそうだった。
何かにひどく追い詰められている様子で、こちらに訴えたいことがあるように見えるけれども、それがなかなか分からない。
身体のどこかが痛そうでもないし、具合が悪いという感じでもない。
息子は体調を崩すと、何をさておき布団をかぶって寝てしまうことが多い。食欲も落ちる。体調悪化がパニックの引き金になることもあるけれど、昨晩は食欲もあったし、布団を敷いて寝かせようとしても、横になるのを嫌がった。
GABAのサプリメントを飲ませて、iPadのYouTubeアプリでバッハの「マタイ受難曲」をかけた。息子は居間にいたので、亭主が廊下に続くドアの前に椅子を置いてそこに座り、風呂場やトイレに駆け込む道を塞いだ。それでしばらく様子を見ていたところ、若干落ち着いてきたので、ボディクリームを足や背中に薄く塗って少しばかりマッサージしてみたところ、嫌がらずに受け入れてくれたので、そのまま続けた。
GABAのサプリメントの効果は眉唾だという人もいるけれども、息子のパニックにはなぜか効くことが多い。「マタイ受難曲」と併用すると更によく効く。
GABAと「受難曲」を使用してからパニックが一段落するまで、2時間近くかかったと思う。いつもなら、小一時間でおさまるところなのに。よほどパニックの程度が重かったのか。
パニックの原因は分からないままだ。
ただ、息子の連絡帳を入れている布袋が、目も当てられないほど裂けて、ボロボロになってしまっていたので、もしかしたら、そのことが何か関係していたかもしれない。
袋を裂いて壊してしまったことを気にしているのだろうか。あるいは袋のことで誰かに何か言われたか。
連絡帳入れの布袋は私の手製の巾着タイプで、息子が子どものころから学校の連絡袋として使っていたものだ。
いつ作ったのか忘れてしまったけれども、特別支援学校の中学部入学のころからだとすると、12年以上も使い続けていることになる。
すでになんども補修していて、もとの姿とは違ったものになっている。今回は巾着の口の部分が大破して、袋の部分と分離寸前という、悲惨な壊れ方をしているので、修理すれば、もはや別物になってしまうだろう。
全く新しいものを用意してもいいのだけど、息子は
持ち物、とくにカバン類に強めのこだわりがあるので、少しでも元の布地を残しておいたほうがいいような気がする。長女さんが長期入院で不在な上に、大掃除で家中の様子が変わってしまっているので、これ以上の変化は望ましくないように思う。
夜のお裁縫は視力的に厳しいので、明日補修しようと思う。
水分と冷え性
私の記憶が確かならば、山岸涼子の「テレプシコーラ」というマンガの作中に、バレリーナを志す太めの少女が、一日に2リットルの水を飲むことで、ダイエットに成功するというエピソードがあった。
ずいぶん前(ダヴィンチ掲載時)に読んだっきりの作品なので、あまり記憶に自信がない。
他のバレエ漫画だった可能性もあるのだけど(バレエ漫画であることには確信がある)、私の中では「水ダイエット=山岸涼子のテレプシコーラ」でかたまっていて、他の山岸涼子作品も含めていつか再読しようと思うものの、山岸涼子作品がなかなか電子化されないので、もどかしく思い続けている。
新型コロナ感染と後遺症のおかげで、感染前よりも7キロほど減量しているのだけど、どうせならもう少し体重を落として、無呼吸症候群の死亡リスクを引き下げたい。もちろん他の成人病リスクも。
とはいうものの、いまの体力では家事(掃除)の他に運動量を増やそうとしても続かないのが目に見えているし、うかつに糖質制限などして体力を落とすのも怖いからやりたくない。オヤツ食べたいし。
で、なんとなく水ダイエットのことを思い出したので、どんな仕組みで痩せるのか調べてみたところ、面白いことがわかった。
水を飲むと体が冷える。つまり体温が下がる。
すると、身体が下がった体温を上げようと頑張るので、エネルギー消費が増える。
常に水を多く飲んでいると、基礎代謝が上がって太りにくくなり、冷え性も解消される。
ということらしい。
夏でも足の冷えに悩んでいる私にとって、この上なくいい話である。
で、やってみようと決めたのが、3日前のこと。
いきなり1日2リットルも飲むのは怖いので、少しづつ増やしていって、様子をみることにした。
初日は1.5リットル弱。
その日の夜には、足の冷えが消えた。
2日目は、足だけでなく、背中や肩がポカポカしはじめた。
掃除の最中、水を飲み始める前よりも大汗をかくようになったので、その都度水を飲むように気をつけた。
3日目の今朝、別の変化をはっきりと感じた。
いつもなら寝起きの手足のこわばりと痛みでうなりながら起きるのに、うなるほどの痛みがなくなって、こわばりも少し薄れている。全身ポカポカしているので、そのせいかもしれない。
これだけだったら良いこと尽くしなのだけど、ちょっと困った変化もあった。
過敏性腸症候群が、悪化した。
自宅では、あまり腹痛を起こすことがなかったのに、水を飲み始めてから、毎日数回強烈なさしこみが来るようになっている。どうも腸の動きが激しく活性化しているらしい。見方を変えればお通じの問題が大幅に改善したとも言えるのだけど、痛いのはちょっと困る。
冷え性の改善は大変うれしい。
基礎代謝が上がった状態を維持できれば、健康的に減量できるだろう。
水を飲んで手足の関節のこわばりや痛みが改善する理由は分からないけど、これも有り難い変化ではある。
問題は過敏性腸症候群の悪化だけれども、外出時でなければ、トイレに即座に駈け込めば済む話なので、やり過ごすのは不可能ではない。外出前は水を控えるようにしよう。