switch版の「シヴィライゼーション」(ダウンロード版)がセール価格だったのにつられて、購入。
チュートリアルを数回試して、ある程度やり方を理解できたので、本番をやってみた。
指導者選びをランダムにしたら、サラディンという人物があたり、「エジプト帝国」を運営することになったのだけど……
世界史音痴には、どこの誰だか全くわからない。
少し調べてみた。
12世紀ごろ、シリアのクルド人武将の家に生まれ、エジプトのファーティマ朝の内紛に介入して政権を乗っ取り、アイユーブ朝を立ち上げた人だそうだ。
その後は十字軍やシーア派の暗殺部隊と戦い続け、勇名を轟かせたそうだけれども、自分の死後アイユーブ朝は力を落とし、マルムークというトルコ系の兵士たちの勢力が台頭したために、エジプトには別の王朝が立つことになったのだとか。
なるほど。
プレイを始めてみると、史実をぶっ壊すような世界情勢が展開した。
まず、エジプト帝国の西側に位置するギリシャ帝国にいきなり喧嘩を売られたので、しかたなく応戦したら、運良く敵側の町クノッソスを占領できてしまった。
やたらと非難声明を出してくるギリシャの指導者ペリクレス(って誰?)の態度にムカついたので、そのままアテナも落としてやろうと思ったけど、さすがに首都の護りは硬いので、攻城用の兵器の量産を始めたところ、ギリシャから講和の申し出が連射されるようになったので、しかたなく講和を受け入れることにした。
もともと戦争は好きじゃないので、その後はギリシャとも交易をしたりして友好に努めているのに、終戦後1000年経ってもギリシャ側は非難声明を出し続けている。最初に攻め込んできたのが自分だということは、都合よく忘れる仕様のようだ。
ちなみに攻め込んできたのはギリシャだけで、十字軍は影も形もない。
文明が進んでくると、宗教を選んで布教できるようになる。我がエジプト帝国は成り行きでプロテスタントを選択して、地道に布教をしているのだけど、なぜか熱烈な仏教国であるギリシャの布教攻勢におされまくって、国民の大半が仏教徒になってしまった。周囲を見渡せば、北隣のドイツ帝国も、南隣のコンゴ帝国も、仏教一色になっている。
へんなの。(´・ω・`)
現在は西暦1824年。世界ではまだガレー船が現役で、産業革命の気配はない。戦争が起きないのは有り難いけど、どの国も停滞気味らしくて、あまり変化がない。
この先どうなるのか、想像もつかないけど、一応この世界線で、最後までプレイしてみようと思う。