湯飲みの横に防水機能のない日記

色々壊れてて治療中。具合のよくないときに寝たまま携帯で書くために作ったブログです。ほんとにそれだけ。

コロナ療養日記(後遺症外来・慢性疲労症候群)

こんにちは。

 

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ふにゃもらけで温泉アイテム作りのイベントが始まったので、またバイトを頑張っている。

 

本物の温泉、行きたい。

遠出しなくても、近所にスパ風とコミュニティ銭湯の中間みたいなのがあるようなので、もう少し元気になったら、行ってみようかなと思う。

 

 

内科受診

 

昨日、かかりつけの内科で肺のレントゲンを撮り、先週の血液検査の結果も聞いてきた。

 

「どう、 調子は?」

 

「ひたすら、だるいです」

 

「コロナの後遺症かな」

 

「だと思ってます。ほとんど寝込んでるんで、運動不足もあるかもですけど、立ち働いているとぐったり疲れますし、20分も歩くと動けなくなっちゃって、次の日使い物にならないので、うかつに出歩けなくて」

 

「肺のほうは、すっかり良くなってるね」

 

レントゲンで見る限りでは、肺炎の跡は残っていなかった。

 

昨年、コロナにかかる前の健康診断で撮ったレントゲン写真と並べて比較してもらっても、全く変化が認められなかったのだ。

 

CTで詳細に確認すれば、肺炎の痕跡はあるのかもしれないけど、少なくとも大きな異常はないとのこと。

 

つまり、コロナ後の重い疲労感と「動けなさ」は、肺に損傷が残ったせいじゃないということだ。

 

かかりつけの内科には三十代のころからお世話になっていて、昨日診察してくれたH先生に、できればコロナ後遺症のフォローもしてもらいたいと思っていたのだけど、先生は新型コロナの後遺症外来を受診すべきだと言った。

 

「K病院で、後遺症外来できたの、知ってる?」

 

「はい、ネットニュースで見ましたけど、あそこの外来、ものすごく混んでて大変なので、ちょっと遠慮したいなと……」

 

混んでるだけじゃなかった。

 

コロナで入院していた病院だったから、退院後、肺炎のフォローで二回受診したけど、お医者さんの顔は土気色で、薬の処方箋を出すのを忘れられたりした。看護師さんたちも殺気立っていた。

 

だから、後遺症外来が出来たと聞いても、すぐに受診しようという気にはならなかったのだ。

 

新型コロナ後遺症については、それなりに情報を拾うように気をつけているけれども、いまのところ、私のように重い疲労感に悩む人が、医療の力で「回復」したというような話を、一つも拾えていない。

 

後遺症外来を受診しても、芳しい効果のある治療方法がないのでは、通って疲れるだけだという思いがある。それでなくても、持病のせいで病院通いが多いのだ。

 

なんていう話をしたのだけど、H先生の考えは違った。

 

「未知の病気だからね。だからこそ、行っておくほうがいいと思う。K病院、これからコロナ病棟を大きくするっていう話だし」

 

症例を専門的に多く見ている病院であれば、情報も早いだろうし、効果的な治療方法や打開策を早く見いだせるかもしれない。そういうことだろう。

 

「行ったら、様子教えてね♪」

 

なんかワクワクしておられるようだった。

 

新型コロナがこれだけ広がっていても、医師の専門によっては、診察室でコロナ患者に出会う機会はほとんどないのかもしれない。

 

H先生だけでなく、精神科の先生も、無呼吸症候群を診てくれている先生も、コロナの話には興味津々の様子で耳を傾けていた。そしてちょっとワクワクしている感じがあった。

 

H先生の次の診察は2カ月後、四月の終わり頃になる。それまでに、後遺症外来、一度受診してみようか。

 

もっとも予約が取れるかどうかわからないけど。

 

 

 

新型コロナ後遺症の記事

 

今日、こんな記事をYahoo!ニュースで見つけた。

 

「歯を磨くことも苦痛に」 1000人以上を診てきた医師と患者に聞く新型コロナの後遺症とは
2/27(土) 9:50

 

「歯を磨くことも苦痛に」 1000人以上を診てきた医師と患者に聞く新型コロナの後遺症とは(Yahoo!ニュース オリジナル Voice)

 

長くなるけど、ネットニュースの記事はあとから読めなくなることもあるので、一部引用しておく。

 

--新型コロナの後遺症とはどのようなものでしょうか

 

平畑院長: 一般的には新型コロナ感染後、2週間以上身体の異常が続いていれば、コロナの後遺症と考えてよいと思います。一番多い症状は倦怠感です。重い方ですと、お風呂に入るだけで1日寝込んでしまったり、ドライヤーを持っていることができない症状が出ています。ドライヤーを持ち上げることはできても、それを維持できない。また、歯ブラシを持って歯を磨くことが体力的に非常に苦痛であるなど、そういう状況まで追い込まれる方がいらっしゃいます。

 

--後遺症になる人の傾向はありますか?

 

平畑院長: 普通の方が急に悪くなることがよくあるというのがこの病気の恐ろしさだと思います。例えば、10代の学生さんで運動部で飛び跳ねていたような方がコロナにかかった後、突然動けなくなってしまって、ずっと寝ていないとつらい状態になったりしています。学校に行ったら非常にだるくなり、次の日まったく動けなくなる。トイレに行くのも限界で、ベッドの横にトイレを置くようなことも考慮する必要がでていたりしています。


また、ヒラハタクリニックでは、後遺症を訴える患者は女性のほうが男性よりも1.4倍多く、幅広い年齢層に症状が見られ、10代、20代の方も少なくない状況です。

 

(中略)

 

--倦怠感の原因は?

 

平畑院長: 倦怠感の原因として考えられているのは、新型コロナに感染した後、筋痛性脳脊髄炎/慢性疲労症候群という病気にだんだんと移行してしまう方がいらっしゃることが分かっています。全員がなるわけではなく一部の方だけなのですが、それが非常に強い、言語に絶するきつい倦怠感を起こしてしまう病気なんですね。その筋痛性脳脊髄炎/慢性疲労症候群の傾向がある方が、そういった強い倦怠感を呈してしまうということになります。

 

 

--後遺症/後遺症疑いの人が気をつけたほうがいいことは?

 

平畑院長: 感染時に重い症状があって、ICUに入ったり人工呼吸器につながれていた方は(リハビリのため)運動する必要があるのですが、そうではない軽症だった方々が後遺症になった場合は、「運動をすると悪くなる人」が非常に多いのです。特に一番やってはいけないのが、だるくなることを繰り返すということです。

 

例えば10分、20分ほどの短い時間を歩いたり買い物に行っただけで、ものすごく疲れてだるくなってしまう方が、訓練だと思って頑張ってそれを毎日続けてしまうと、どんどんできなくなっていき、最終的に寝たきりに近づいてしまうことがよくあります。なので、「だるくなるレベルまで動いてはいけません」ということを患者さんには申し上げています。

 

 

引用文の末尾の太字にした箇所は、私が感じていたことでもある。

 

往復20分ほどの距離を歩いて買い物に行っただけで、帰り道、一歩も歩けないほど疲労してしまう。

 

運動でそこまで疲労した場合、回復に時間がかかるだけでなく、身体の中に見えない傷がたくさん出来たたような、過労とは種類の違う消耗感が残る。

 

だから、感覚的に「動けなくなるまで動くのはまずい」というのは分かっていた。

 

記事の中で、平畑院長が「新型コロナに感染した後、筋痛性脳脊髄炎/慢性疲労症候群という病気にだんだんと移行してしまう」と語っている。

 

私のいまの状態を改善するためには、おそらく「慢性疲労症候群」のための治療が必要になってくるのだろう。

 

 

日本医療開発研究機構というところのホームページに、慢性疲労症候群ガイドラインを作成する研究班の記事があったので、少しだけ引用してみる。

 

慢性疲労症候群に陥るメカニズム

 

3.感染症の関与


 CFS患者では、喉の痛みや発熱とともに強い筋肉痛、脱力感、関節痛などのインフルエンザ様症状が認められることや、集団発生が欧米各地でみられたことより以前より感染症の関与が疑われ、CFS病因ウイルス発見の努力がなされてきた。

 

CFS慢性疲労症候群のこと。 

 

新型コロナの発症時に私が経験した、あの全身のとんでもない痛みを、この病気の患者さんたちも経験しているようだ。

 

CFSの多くは環境要因(身体的・精神的ストレス)と遺伝的要因が関係した神経・内分泌・免疫系の変調に基づく病態であり、ウイルスの再活性化や慢性感染症によって惹起された種々のサイトカイン異常による脳機能障害である可能性が高い。

 

遺伝的要因はどうしようもないけれども、ストレスコントロールなら出来ないこともない。

 

引き続き、低ストレス生活を心がけよう。

 

無理しない。

しっかり眠って、十分に栄養を摂る。 

 

嫌いなことはやらない。嫌いな人とは会わないし、話さない。自分を曲げて合わない相手に合わせない。

 

そして、楽しむ。

ほとんど寝込んでるけど、読んで書ければ私には十分だ。

 

 

慢性疲労症候群の治療方法としては、抗酸化、抗炎症を目的としたビタミンや漢方の投与、認知行動療法などがあるようだ。

 

専門外来を持つ病院のホームページなどを見ていると、「しっかり対応すれば必ず改善する」として、改善した患者の例を挙げているところもあった。

 

新型コロナ後遺症外来でも、いずれ改善例が報告されるようになるかもしれない。

 

 

日録

 

昨日の朝、目がさめたときから、左胸に嫌な痛みがあった。

 

5分おきくらいに、ずきーんという、経験のない痛みが走る。コロナ後の胸の痛みとも、筋肉痛とも違う痛みだった。

 

原因のわからないまま、痛みは終日続いた。

 

ただ、内科を受診して帰宅してからは、痛みが和らいで、頻度も下がった。

 

昨日は胸の痛みだけでなく、背中や腕などに、痺れとも冷えともつかない不快感があって、それもつらかった。

 

全身的に、鬱血して、浮腫んでいる感じもあったので、マッサージしたり、姿勢を変えたりしていたけど、そういう動きもキツかったので、寝たまま全身マッサージしてくれるマシンでもあればいいのにと、心底思った。

 

昨日の朝ごはん。

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クロワッサンと、チリコンカン(亭主作)、カフェオレ。

 

朝ごはんが遅かったので、お昼は食べられなかった。

 

晩ごはんの写真を撮り忘れているけど、豚汁だった。

 

 

今朝の目覚めの体調もなかなか酷かったけど、胸の痛みは治まっていて、全身の浮腫んだ感じも薄れていた。

 

浮腫みと痛みが連動してるっぽいことと、昨日内科に出かけたあと胸の痛みが薄れたことから、ちょっとでも身体を動かして、血行とかリンパの流れとかを改善すべきなんだろうなと思った。

 

そういえば、ここ数日、怠すぎて足の運動をサボっていた。

 

怠いときは、せめて寝たまま深呼吸でもしておこう。赤ちゃんみたいに腹式呼吸で横隔膜をしっかり動かせば、寝たっきりでもリンパは流れるはず。

 

これ以上痛いところが増えてはたまらない。

呼吸がんばろう。