湯飲みの横に防水機能のない日記

色々壊れてて治療中。具合のよくないときに寝たまま携帯で書くために作ったブログです。ほんとにそれだけ。

コロナ療養日記(ユーカリの精油・シャーロック・イメトレ)

こんにちは。

 

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きょうのふにゃ画像は、静岡の茶畑にお出かけしているところ。

 

 

健康観察と日録

 

朝起きたら、右手がガチガチにこわばっていて、全く握れなかった。

 

痛みはそんなに酷くないものの、指全体がソーセージみたいにむくんでいる。

 

これはいかんと思い、枕元に常備しているユーカリ精油とココナッツオイルを手探りでつかんで、手のひらにとって混ぜ合わせ、固まっている右手の指をマッサージしまくった。

 

10分ほども撫で回していただろうか。

右手、あっさり普通に握れるようになった。

もともと軽めだった痛みは、ほとんど消えていた。

 

よくなってみると、今度は左手のこわばりが気になってきた。右手ほどではなかったものの、やはり握りにくくて、少し痛みもあったのだ。あとでマッサージすることにして、とりあえず起きて朝食を摂ることにした。

 

グラノーラで簡単に済ませようと思って、冷蔵庫に牛乳を取りにいったのに、見つからない。

 

昨日生協の宅配で届いていたはずだし、牛乳を大量消費する息子が昨晩はショートステイで留守だったから、確実にあるはずなのに、ない。

 

ないないと騒いでいたら、書斎で仕事をしていた亭主も出てきたので、一緒になって冷蔵庫を探したのに、見つからない。

 

二人して「生協、今回牛乳は配達しなかったんじゃない?」といいあって諦めかけたところで、長女さんが部屋から出てきて、冷蔵庫内になかったはずの牛乳を一瞬で取り出した。

 

長女さん曰く、息子の牛乳のドカ飲み防止のために、

 

「遠近法を応用して、人の認知の節穴を突いて隠した」

 

のだそうだ。

 

元々節穴な私だけならまだしも、亭主の目をも欺くのだから、もはや特殊技能と言える。感服した。

 

それはそれとして、料理するのに毎度食材が見つからないのは困るので、隠蔽した場合はLINEで周知してくれるようにお願いした。

 

朝ごはん。グラノーラは見合わせた。

 

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トースト、りんご、バナナ、バジルの葉っぱとスライスチーズを乗っけたトマト、りんご、野菜ジュース。

 

食後に処方薬(チラージン、コンサータ過敏性腸症候群の薬二種)のほか、マルチビタミンサプリ、最近始めたコラーゲンとカルシウムのサプリも飲んでおいた。

 

そのあとは、kindle unlimited(読み放題)でダウンロードした、コナン・ドイルの「シャーロック・ホームズの冒険」を読み始めた。

 

 

いまさら言うまでもないことだけど、ものすごく面白い。

 

ホームズと結婚したいとか付き合いたいとは絶対に思わないし、ワトソンさんのような苦労性ポジションに置かれるのもお断りだけど、小説にしてこんなに面白い人物は、なかなかいないのじゃないかと思う。

 

お昼ごはん。

 

市販のミートソースにニンニクたっぷり加えたマカロニ。亭主作。

 

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食後、左手をユーカリ精油とココナッツオイルで丁寧にマッサージ。ついでに胸回り、膝などもマッサージしておいた。

 

マッサージしてみて気がついたのだけど、右手よりも左手の指関節ほうが、痛みが強い。たぶん、iPhoneiPadを左手で支えていることが多いからだろう。少し気をつけようと思う。

 

 

治癒力を高める「未来の自分の映画」

 

先日の地震のときに本棚から落下した「幸福の練習  私の自然食2」(リカ・ザライ 著)という本に、イメトレをして病気の治癒を早める話が出てくる。

 

幸福の練習―私の自然食 2

幸福の練習―私の自然食 2

 

 

静かな環境で、「病気がすっかり治った自分」の様子を想像して映画のようにビジュアル化し、一日に何度もそれを脳内で再生するのだ。

 

「映画」は具体的であればあるほど良いという。

 

アメリカのカール・サイモントンという腫瘍学者が発案し、自ら設立した癌センターで実施して、患者の治癒力を高めることに貢献した方法であるという。

 

地震のあった夜にこの本を少し再読して、そういう方法のあることを思い出した。

 

新型コロナの後遺症や、更年期障害、その他のさまざまな持病かすっかり解放されることは、おそらく不可能だし、想像するのも難しい。

 

でも「生活に支障のない程度に回復する」ことなら、私にも想像できる。

 

1日に4000歩歩いても具合が悪化することなく、生活を楽しめるようになったなら……

 

ゆったりした着心地の服と歩きやすい靴で、大きな本屋さんに出かけたい。

 

気に入った本をひと抱え買って、ずっと前から欲しいと思ってい革製の「大人のランドセル」に詰め込んでから、最寄りのタリーズに入って、好物のチャイミルクティーをホットで飲みながら、時間を気にせずに本を読みふけったり、ブログを書いたりして過ごしたい……。

 

こんな「映画」なら、いくらでも作り出せる。

 

毎日忘れずに想起するように、療養日記に書き留めることにしよう。

 

「幸福の練習」は1990年の冬に出た本だ。

 

当時の私は不摂生極まりない研究室助手で、さまざまなストレスに由来する慢性的な体調不良を抱えていた。数ヶ月後には結婚のために退職する予定で、引越しもしなくてはならないのに、くたびれ果てて、何も手につかない日も多かった。

 

そんなときに、大学内の本屋さんで平積みになっていたこの本を見つけて、藁にでもすがりたい気持ちで買ったのだと思う。

 

読み始めてみて、著者のリカ・ザライ氏がイスラエル出身の歌手であり、ロマンス小説の虐げられ系ヒロイン並みに、波乱万丈な人生と戦ってきた女性であることがわかった。

 

新婚早々、夫と友人との不倫現場を目撃して絶望したり。

 

ヨーロッパで歌手の仕事を見つけたと思ったら、歌手兼売春婦として雇われたのだと分かって逃走することになったり。

 

その後、自信を持たせてくれる出会いに恵まれ、パリで売れっ子の歌手になれたのに、交通事故で瀕死の重傷を負い、医者に見放されるほどの後遺症を受けたしまったり……

 

本書は、その事故の後遺症を克服した体験を共に書かれていて、「聖書以来の超ベストセラー」と言われるほど売れたそうだ。

 

全体的には、よくある自己啓発系やスピリチュアル系の本のような内容も多いので、30年前ならともかく、いまの日本ではそんなに評判にはならないだろうと思う。

 

でも、元気になった自分の幸せな様子を、映画のように何度も想起するという、この本に教えられた方法は、これまでの人生で何度か私を支えてくれたことは間違いない。

 

本書には、鬱や更年期、不眠症や肥満についての章もある。ちょっとずつ読み返しておこう。