湯飲みの横に防水機能のない日記

色々壊れてて治療中。具合のよくないときに寝たまま携帯で書くために作ったブログです。ほんとにそれだけ。

コロナ療養日記(1月10日)

(※2020年11月21日発症) 

(※発症から52日)

 

こんにちは。

 

ここのところの体調

 

朝食後や昼食後、しばらくすると(20分弱か)、ずどーんと沈み込むように具合が悪くなり、夕方まで何もできないまま横になっている、というのが続いている。

 

身体の具合が悪くなるのは、新型コロナ感染の後遺症だとしても、本も読めない、ゲームアプリを開くのもつらいというのは、うつ病の悪化かもしれない。今週末に精神科外来の予約を入れているので、その時に相談することにして、自分で出来る対策として、食事を見直して、ビタミン補給をしっかりしようと決めた。

 

とはいうものの、ちょっと台所に立っただけで沈没する体力では、自分で出来ることは少ない。

 

というわけで、昨日は末っ子に頼んで、野菜ジュースとトマトジュースを買ってきてもらった。

 

コレステロールや血圧をコントロールする効果がある、カゴメのトマトジュース(食塩無添加)。

 

本当は自分で野菜スープを作りたいけど、それで具合が悪くなってしまったら本末転倒なので、家族に助けてもらうことにしたのだ。

 

そのうち、末っ子あたりに野菜スープの手作りも発注してみようかとも思っている。

 

末っ子は、私の入院中、だいぶ炊事で活躍してくれたとも聞いている。スープ調理でお小遣い稼ぎしてもらってもよさそうだ。

 

 

1月10日(日)の朝

 

朝ごはん。

 

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豆乳をかけたフルグラ、レタスといっしょに焼いた目玉焼き、カゴメのトマトジュース。

 

自分で用意したけど、目玉焼きだけだから、実働五分くらいか。

 

食後、ずどーんと具合が悪くなることはなかったけど、息苦しさはあったので、無理せず横になった。

 

 

1月10日(日)の昼

 

昼ごはん。

 

亭主と息子が買い出しに出かけた帰りに、ロッテリアに寄ってハンバーガーとポテト、チキンを買って帰ってくれた。

 

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野菜ジュースと一緒にいただいた。

 

なんだか、こういうのを食べるのは久々な気がする。ロッテリアの「絶品バーガー」は、塩胡椒の効いたシンプルな味で、結構好きだ。

 

昼食後まもなく、例のずどーんと具合が悪くなるヤツがきて、前日夜にから続いている頭痛かひどくなってきたので、布団に沈没。

 

 

ポピュリズム

 

ツイッターを眺めていたら、ご自身の周辺で若い人が新型コロナ亡くなったと書いていた人が、よってたかって嘘つき呼ばわりされたり脅されたりして困惑しているのを見かけた。

 

後遺症についても、胡散臭いとか、デマだとか書いている人をちらちら見かける。

 

げんなりするけれども、総体としてそんなに大きな声ではない。

 

でも、そういうのを見ていると、いろいろ危ういなあとも感じる。

 

まさか今から世界中で「実はCOVID-19の騒ぎは茶番でした」ということになるとは思わないけど、人命や医療を最優先としない諸事情で、収束宣言を求める声が大多数となって、為政者がそれに乗っかるというようなことは、ないこともないような気がしなくもない。

 

なんてことを考えつつ、新聞を眺めていたら、こんな記事があった。(朝日新聞朝刊)

 

「坊ちゃん」が映すポピュリズムの始まり

群れを頼む人々 暴動に重なる

民主主義は限界なのか

SNSバッシングにも通じるあり方

 

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「坊ちゃん」を読んだのはずいぶん前なので、詳細を忘れているけれども、たしかにSNSバッシングに通じるエピソードはいくつかあった。

 

主人公が天麩羅を食べたことが生徒に知れ渡って陰口となり、それを聞きつけた教頭たちに陰湿な批判をされたこととか。

 

生徒たちの喧嘩を仲裁しようとしていたのに、教頭か誰かの策謀で、喧嘩を扇動していたと新聞で叩かれたこととか。

 

衆愚をうまく利用して私腹を肥やそうとする、赤シャツ教頭みたいな存在に対して、主人公は、

 

到底智慧比べで勝てる奴ではない。どうしても腕力でなくっちゃ駄目だ。なるほど世界に戦争は絶えない訳だ。個人でも、とどの詰りは腕力だ。

 

と考えて、教頭とその腰巾着をまとめてフルボッコにした上で、辞職して終わっている。

 

個人が言論でポピュリズムに対抗するのは、たぶん、とても難しい。

 

天麩羅を食べた教師を嘲笑する理不尽を喜ぶ生徒たちが、教師が天麩羅を食べる権利を擁護する意見などに耳を傾けるはずもない。まして、事実に基づかない醜聞を利用してでも私腹を肥やそうとする人たちが、権力を背景に持たないただの意見に動じるわけもない。

 

だから、主人公と山嵐は、週刊誌の記者みたいに何日も張り込んで、赤シャツと芸者の密会を押さえた上で、赤シャツと野だいこをタコ殴りにした。

 

漱石が、SNSを眺めたなら、明治も令和もたいして変わらないと言うのだろうか。

 

上に貼り付けた朝日新聞の記事は、明治時代の漱石が、書き残した小説という形で、現代の赤シャツを醸成する何かを、ぶん殴りにきたようなものかもしれない。

 

 

 

 

1月10日(日)の夜

 

晩ご飯。

 

きりたんぽ鍋。亭主作。

自家製ぬか漬けと、みかん。

 

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好物のせりをたくさん入れてもらって、堪能した。

 

夜寝る前にも、トマトジュースを少し飲んだ。