こんにちは。
「迷宮レストラン」(河合真理 著 NHK出版)に出てきた、
「バナナ・ア・ラ・ネージュ カマキリの卵見立て」
を、どうしても作ってみたくて、挑戦した。
玉砕した。
このお料理、「バナナ・ア・ラ・ネージュ カマキリの卵見立て」は、カスタードに潰したバナナを混ぜたものの上に、ゆでたメレンゲを乗せて、カラメルソースをかけて作る。
まず、カスタードで失敗。
ちょっとの気の緩みで、卵黄がそぼろ状になってしまい、見た目の美しさを消失した。
続いて、カマキリの卵に見立てるはずのメレンゲが、せんべいみたいに平たく出来上がった。
湯に入れるときに、何回かに分けて盛り上げればいいと気づいたときには、メレンゲがほとんど残っていなかった。
カラメルソースは、なんか色が淡かった。
個々のパーツがそんな具合だから、本の完成写真のようにオシャレに盛り付けようもない。
もっとも本の写真では、お料理の脇にリアルな虫のフィギュアをあしらっていたので、オシャレの方向が若干アレだったけど。
なので、全部まとめてガラスの特大ボウルに突っ込んだ。
メレンゲの泡だてなど手伝ってくれた末っ子曰く、
「カマキリのキャラメルマキアート!」
というわけで、このお料理の名前は、
キャマキリマキアート
に決定した。(´・ω・`)
味は、それなりに良かったと思う。亭主と長女さんも、
「なんや、この食いもんは」
「味が物足りない。アイスとか添えたい」
などと言いつつ、せっせとおかわりして食べていた。
見た目は悪くても、バニラの香りが効いたカスタードは正義なのである。
もうちょっと美しく作れるように、練習しよう。
次はアイスクリームを添えて、「真冬のカマキリの卵見立て」を目指してみようか。