こんばんは。
Amazonを眺めていると新しい本がいくらでも欲しくなるので、書籍代節約のため、kindle版の未読本(既読マークのついていない蔵書)をチェックして、購買意欲を減退させるということを思いついた。
kindle本は、買ってすぐに読んでしまうことが多いから、未読本はそんなにないはずなのだけど(無料本や青空文庫を除く)、買った日に読み終わらず、その後しばらくまとまった読書の時間が取れなかったりすると、買ったことを忘れてそのままになってしまうということが起きる。
そんな未読本のなかに、倉橋由美子の「 偏愛文学館」があるのを見つけてたので、さっそく読み始めた。
さまざまな小説を短い文章で紹介する読書案内的な本なのだけど、なにしろ著者が倉橋由美子氏なので、短い中にもきっちりと毒が入っている。あるいは、毒性の高い作品をわざわざ選んで紹介してある。
目次を眺めていたら、オースティンの「高慢と偏見」が紹介されていたので、そこを拾い読みしたら、あまりにもうまく毒をチラ見せしてあるので、どうしても「高慢と偏見」が読みたくなってしまった。
これでは書籍代の節約にならない。(´・ω・`)
と思ったら、光文社版の上巻が、kindle読み放題で読めるようだ。
- 作者:ジェイン オースティン
- 発売日: 2011/11/10
- メディア: 文庫
ちょっと読んでみようかな。
「偏愛文学館」を読み終わらなかったのは、たぶんこんな具合に、紹介されている本を読み始めてしまったからだろう。今回も同じことになりそうだ。
「高慢と偏見」は未読だけれど、そのストーリーを元にしたという映画「高慢と偏見とゾンビ」が大好きで、何度も見ている。
あまり裕福でない貴族の次女のエリザベスと、セレブのなかのセレブであるダーシーが、実のところ相思相愛であるにもかかわらず、お互いの高すぎるプライドと思い込みのせいで、会うたびに気持ちがすれ違い、罵り合い、果てはプロポーズの直後に殺しあうという壮絶な恋愛バトルが、貴族も庶民も無差別に感染してゾンビになるという国家存亡の危機のおかげで、血の雨降って地固まるという、すさまじい映画だった。
見所は、冷徹に女性を拒絶し無情にゾンビを葬るダーシー氏が、安っぽい女だと見下していたはずのエリザベスの真の魅力に気づいた途端に目が離せなくなり、自分の中に生まれた本気の恋心にたじろいで、ぐずぐずに崩れていくところだろうか。
もっとも、この映画でのエリザベスの魅力というのは、美しくも知性的にゾンビを倒す拳法の技のキレだったりするのだけども。
原作読む前に、もう一回見ようかな。