こんばんは。
読書メモ
金曜日、病院の待合室で、「ステーション・イレブン」(エミリー・セントジョン・マンデル著 満園真木訳)を三分の一まで読んだ。
致死率の高い感染症によって人間社会の既存の仕組みが壊滅しはじめたとき、その予兆のように、舞台の上でリア王を演じていたアーサー・リアンダーという俳優が死ぬ。
物語は、過去や未来を気ままに行き来しながら、アーサー・リアンダーの人生に関わった人々を、ゆるい線で結ぶように進んでいくのだけど、どこにたどり着くのか、予想がつかない。
アーサー・リアンダーが倒れたときに舞台に駆け上がって心臓マッサージをしたジーヴァン・チャウダリは、元はアーサーのパパラッチだったが、救急救命士になることを決意する。
アーサー・リアンダーの死の舞台で共演していたキルスティンという少女は、その二十年後、彼にもらった「ドクター・イレブン」という漫画本を持って、文明の崩壊した世界を旅している。
「ドクター・イレブン」の作者であり、アーサー・リアンダーの最初の妻だったミランダは、結婚記念日のパーティで夫の不倫の事実を知って衝撃を受け、自宅の外で張り込みをしていたジーヴァン・チャウダリに写真を撮られる。アーサー・リアンダーとの離婚後は、世界中を飛び回るキャリアウーマンになるけれど、人生の寂しさを感じ、「ドクター・イレブン」の執筆を続ける。
アーサー・リアンダーはミランダと別れたあと二度結婚し、三度目の妻は息子を連れてイスラエルに引っ越してしまう。
……寝る前に続きを読もう。
今日の健康観察日記
十日ほど前に突然高くなった血圧は、高いまま推移していたけど、昨日あたりから、下がってきた。
今朝測ったところでは、130-80。以前よりは高いけれども、だいぶマシではある。
心がけていたのは、体操。
ひざが痛むので無理はできないけど、脚や腕をできるだけ動かして、血行に気をつけた。
体力がだいぶ落ちているので、回復しないと。