おはようございます。
ふにゃもらけ、今日のテーマは、宇宙的ゴシックホラーです。たぶん。
朝6時に目覚めてから、起き上がるまでにかかった時間は20分。
手足の屈伸、耳の周りや胸腺あたりのマッサージをして、血行を促してから、ふらつかないように気をつけて立ち上がりました。
ささやかな更年期対策として、豆乳などの大豆食品を、できるだけ摂るようにしています。気のせいレベルかもしれませんが、忘れずに摂れる日が続くと、節々の痛みが多少は和らぐ気がします。
昨晩は寝る前に、あの直木賞の由来である、直木三十五の自叙伝を、Amazonのkindle無料本(青空文庫)で探して、少し読みました。
直木賞は知っていて、受賞者の作品もずいぶん読みましたが、直木三十五本人の作品を、これまで読んだことがありませんでした。
冒頭いきなり、自分に半生記の執筆を依頼した編集者たちへの痛烈な皮肉がかましてあります。
どうせもうすぐ死ぬ作家だから、いまのうちに半生記でも書かしておけば、編集者としておいしいだろうと思って依頼したんだろう、などという憎まれ口で始まる半生記ですが、その憎まれ口の予言通りに、連載が始まった翌年、直木三十五は、四十代で亡くなります。
「死までを語る」は、昭和初期の風物や情景が、生き生きとふんだんに描かれているという意味では、興味深く面白い作品ですが、幼少期のエピソードでもひょいひょいと顔を出す、直木三十五のロクデナシ属性の片鱗に、いささか辟易します。
ウィキペディアで「直木三十五」を調べると、なんでこの人を文学賞の看板に掲げたのかと、本気で首を傾げたくなるような、ひどい伝記ばかり並んでいます。
ハエかハイエナかという勢いで恩人に金をたかり、仕事をせず、代表作も他人のパクリというのですから、今だったら散々に叩かれていたことでしょう。
そんな人なのに、パトロンがついたり、文学賞の看板にされたりするのだから、どこか愛される要素があったのかもしれません。