湯飲みの横に防水機能のない日記

色々壊れてて治療中。具合のよくないときに寝たまま携帯で書くために作ったブログです。ほんとにそれだけ。

読書日記(津原泰水「五色の舟」)

あまりよく眠れなかった。

寝付きはいいのに(睡眠導入剤が効いてる)、早く目が覚めてしまう。

最低でも七時間は眠りたい。

 

今日はこれから通院。紫外線対策しなくては。

(日光過敏症)

 

 

( _ _ ).。o○

 


幻冬舎から本を出していた、津原泰水という作家さんが、同じ出版社から出ている「日本国記」の内容が著作権侵害出有ることを批判したら、同社で文庫化する予定の作品が出せなくなった、という件で、Twitterが燃えさかっていたのを見た。

 

 

news.yahoo.co.jp

 


幻冬舎は事実関係を否定しているようだけれども、津原泰水さんご本人が、Twitterでその経緯を、担当編集者とのメール文面と合わせて公表しているのを見ると、どうやら本当らしく思われる。


そのうち、他の作家さんが津原氏側に回って幻冬舎の悪辣さを叩きはじめ、幻冬舎社長の見城氏が苦しい弁解に出てくると、さらにそれをハリセンで連打、他の出版社も地味に津原作品を盛り立てるツイートをするという流れが、あまりにも"おもしろい"ので、これまでうっかり未読であった津原作品を読んでみることにした。

 

 津原泰水「11 eleven」 (河出文庫)

 

11 eleven (河出文庫)
 

 
短編集。

 

まず巻頭の「五色の舟」を読了。

 

最初から最後まで、ただただ、心が黙り込むしかないような物語だった。

 

身体的な問題のために、社会からも家庭からもつながりを断たれ、棄てられ、かろうじて、命のかたちを保っているだけというような人々が、「家族」として寄り合って、常識的にはグロテスク極まりない、「見世物小屋」という生業で暮らしている。

 

彼らは原爆が落とされる直前の時代に生きていた。そのままいけば、その爆撃の日に皆死ぬはずだった。


けれども……


この作品は、マンガにもなっている。作画は近藤ようこ。あの折口信夫の「死者の書」を漫画にした方だ。

 

 


こちらも読みたくてたまらないけど、本代節約中なので、しばし我慢(T_T)。


しばらくの間は、津原泰水作品をたくさん読もう。

 

幻冬舎で文庫の出版が中止されたという「ヒッキーヒッキーシェイク 」は、早川書房から出るのだそうだ。それも楽しみ。

 

それにしても……

 

 

 

残念すぎる社長さんだ。(´・ω・`)

 

うちに幻冬舎の本、あったかな。

あるとすれば、橋本治氏の本くらいかな。中野信子氏の本も、買って読んだか。

わりと少ない。