湯飲みの横に防水機能のない日記

色々壊れてて治療中。具合のよくないときに寝たまま携帯で書くために作ったブログです。ほんとにそれだけ。

曇り空の月曜日

今日の健康観察日記


昨日は半日も腹痛で苦しんだけど、今朝はおさまっている。ありがたい。

薬の飲み忘れもない。

 

空模様はぱっとしないけど、体調的には、普通。まずまず。維持したい。

 

ファンタジー


小説家になろう」という創作サイトの、私のお気に入りの作品。


闇の世界の住人達
https://ncode.syosetu.com/n5949es/


意志も感情もない、ただ闇のなかにあるだけで形すら持たなかった何かが、その闇に紛れ込んで息絶えた人間を滋養として、自己の姿を作り、知識や感情を手に入れ、やがて生き物たちの世界に交わり、家族を得ていく。

 

描かれる世界は暴力や不条理に満ちていて、かなりアダルト・ダークファンタジー寄りだけれども、主人公となった闇の世界の住人の振る舞いは、自らのテリトリーにあるもの、特に弱く幼いものたちを慈しみ守るという軸をぶれることなく、結果的に「善」なる万能者に限りなく近い存在となっている。

 

けれども決して神話の「神」や「英雄」のようなものではない。

彼は万能者に近い能力を持ちながら、「父」や「兄」や「主(あるじ)」に似たものとして、とても丁寧に繊細に、周囲の存在(人間や、そうでないもの)たちとの関係性を育てていくけれど、それはごく私的で庶民的なものに留まる。そのことが、読む側にとって不思議と心地よい。


現在連載中で、最新が135話。続きが待ち遠しい。

 

 


そういえば


何年か前、熱心にネットゲームをやっていた頃、プレイヤーの多くが読書好きであることを知った。

 

「ゲームやってると、本を読む時間が減る」と嘆いている人にも、ずいぶん出会った。好きな作品を教えてもらって、読んでみることも多かった。

 

プレイヤー名や拠点名(城とか砦とか)を、歴史的人物や既存の物語にちなんで命名している人がたくさんいるので、その出典を調べてみるのは、ゲームのシステムに乗っかって遊ぶのとは別の、楽しみの一つだった。


そういえば自分のプレイヤー名も、古代中国に実在したと言われる人の名前からいただいたものを使うことが多かった。とくに深い考えもなく付けたものの、おかげで、ゲーム内で知り合った方々に「ああ、あの酒池肉林の人ですよね」と声をかけられることが多く、だいぶ後悔した。同じ名前をつかう人も時々いて、名前つながりでメッセージのやりとりをしたこともあった。


ゲームの世界をたくさん知っているわけではないけれど、集団的な戦闘ゲームであっても、多くは何らかの物語的な背景をもって世界観が作られているものだと思う。そうした世界観が、もともと物語好きだったユーザーを引きつけるのかもしれない。