その後の健康観察
だいぶ間があいたので、あったことをざっと記録。
精神科でWAIS-Ⅲ(ウェクスラー成人知能検査)というテストを受けた。
いわゆる知能検査的な設問のほかに、一般常識を問うものもたくさんあって、全部終るのに二時間前後かかったと思う。終ったあと、ヘトヘトに疲れて、吐き気までした。
検査自体は興味深かったし、面白さも感じた。
なのに、なぜか猛烈な不快感や嫌悪感があった。吐き気や腹痛は、そのストレスから来たものだと思う。
不快感や嫌悪感の理由はよく分からない。検査をしてくれている人(臨床心理士とか、そういう資格の方だと思う)の感じが悪かったわけではない。むしろ、とても、感じのいい人だった。
検査を行う人と、被験者との関係は、対等ではない。
被験者の立場から見ると、こちらのことは洗いざらい相手に知られるかもしれないのに、相手のことはまったく分からない。極端に言うと、解剖する人と、解剖される動物のような関係だ。それは人間関係として、とてもグロテスクなあり方だ。
自分から望んで受けた検査であっても、ほとんど耐え難いほど不愉快で腹が立ったのは、そういうグロテスクさに由来するのかもしれない、と想像してみている。まあ、二度とごめんこうむりたい。
結果を教えてもらえるのは来月になる。
いわゆるIQの程度のほか、どんな分野に困難があるのか、いろいろと見えてくることがあるはずだ。
わかったら、またここで報告しようと思う。
その翌日、末っ子の運動会があった。五時起きしてお弁当を家族分つくり、家を出て学校についたときには、すでにフラフラ。そのうち吐き気と腹痛がしてきて、立っていられない状態に。なんとかお昼までは持ちこたえたけど、午後の部の観戦は旦那と長女に任せて、先に帰宅した。
帰宅後、三時間ほどひっくりかえって、ようやく腹痛と吐き気がおさまったものの、その後も体調はなかなかもどらず、週明けまでグダグダを引きずった。
マンガ
日記は書けなかったけど、知能検査の不快感を払拭しようとして、やたらと大漁にマンガ本などを読んでいた。
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ルネサンス期のフィレンチェやローマでの、メディチ家の人々の興亡が描かれていて、とても興味深かった。同じ作者の「海の騎士団」で出てくる、オスマン帝国のスレイマン一世が、まだ幼い子供として登場するのも面白かった。