読書
本代節約のため、Amazon Kindleの無料本(青空文庫)をいろいろ試して、コナン・ドイルのシャーロック・ホームズの短編シリーズが結構面白いことを発見。
底本が昭和五年発行のもので、翻訳はかなり古臭いけど、漱石や芥川の文体が注釈なしで平気な人なら軽く読めると思う。
とりあえず「入院患者」と「黄色な顔」の二冊を読んだ。
「入院患者」では、てんかんの研究者でもある医師が、自分に出資して病院を作ってくれたパトロンの奇行についてホームズに相談しにくる。ホームズとワトソンが病院を調べに行った後、パトロンは首を吊って死ぬ。一見自殺のように見える死だけど、過去の犯罪史のデータベースを脳内に持っているらしきホームズは、それが他殺であるとこと、犯人の素性を見抜いていまう。
「黄色な顔」では、ある男性が、仲睦まじかったはずの妻の奇行および不逞の疑いについて相談に来る。この物語には事件性がないばかりか、ホームズの推理が思いっきりはずれて、彼がしょぼーんと反省する結末を迎える。出来事の背景には、強烈な人種差別のある社会と、それを乗り越えて結ばれてた愛情があったのだけど、ホームズにはそれを読み取ることができなかったのだ。
……
もともと推理小説は苦手で、人生で数えるほどしか読んだことがなかった。コナン・ドイルもじつは読むのが今回初めて。こんなに面白いと知ってたら、もっと早くに読んだのに。
カンバーバッチ主演のドラマ「シャーロック」のイメージをかぶせながら読んでいるから面白いというのもある。あのドラマは現代イギリスに舞台を入れ替えて作られているけれども、ホームズの人格は原作のままだったようだ。
今日の健康観察日記
だるい。重い。動きたくない。
猛烈に目がかゆい。ときどき連発するくしゃみ。
もはや鬱だか花粉症だかわからない。
甜茶が飲みたいけど在庫がない。
買いに出たら、もっと酷くなりそう。