読んだ本のメモ
まず「君に届け」の30巻。
Kindle版。
大好きな作品。最終巻なのかな。
いよいよ爽子の合格発表。そしてみんなの旅立ち。
続編としての卒業後の物語は、きっとないのだろう。あるとすれば社会人になってからの後日談かな。
この歳になって、高校生が主役の漫画にこんなにハマるとは思わなかった。楽しかった。
恋愛ラノベ関係もメモしとこう。
実のところKindleの読み放題になっている恋愛ラノベ(ファンタジー以外)は、ほとんど読み尽くしかけている。ハーレクインコミックの読み放題作品はとっくに読み尽くしていて、ときどき追加されるものをもれなく拾ってよんでいる。
読むものがなくなってきたから、読み放題で別のジャンルを模索中。とりあえずファンタジー系かな。それも読み尽くしたら……どうしたものか。
青空文庫かな。(´・ω・`)
で、読んだメモ。
私の知る限りでは、このジャンルの作品としては珍しい男性視点がメインのお話。
恐ろしいほどの美形かつクソ真面目で仕事ができて女性嫌いな主任と、驚くほどの美貌と質実剛健な性格を持つ、男嫌いの派遣社員が、この上なくギクシャクとした恋愛をするお話だった。
ヒロインのほうは、もともと仕事でセクハラ被害や同性の妬みを受けることが多かったのだけど、主任との交際が職場に知られてからは、嫉妬にかられた女性従業員たちの組織的な嫌がらが巻き起こり、朝礼の真っ最中に主任とヒロインを糾弾する騒ぎが起きる始末。そこで完全にブチ切れた主任が、デパ地下従業員全員の前で、滔々とヒロインの容貌及び全人格の素晴らしさについて演説し、騒ぎを沈めただけでなくみんなの士気をたかめて人望まで集めた場面が、なんというか、圧巻だった。
舞台になっている街が、ものすごく埼玉ローカル、しかも主に埼京線沿線なのも面白かった。大宮駅前のデパ地下が職場、戸田に住む彼女の送迎。デートの計画は新宿のアートギャラリーを楽しんだ後、赤羽で鉄板焼きというコースだったり。ご当地恋愛ラノベ、いいな。
愛情表現なのは理解するけど、このカレ、彼女をからかい過ぎだと思う。仕事にかこつけて振り回して困った様子をみて笑ったり、かと思うと断れない性格を批判したりしているのだから、タチが悪い。読んでる途中で数回、ヒロインに捨てられりゃいいのにと思った。
腹黒というよりも、出来の良すぎる実兄へのコンプレックスと、過去の不幸な女性経験のせいで、すっかり拗ねているだけの、めんどくさい人だった。最初からヒロインに対して理不尽なほど底意地が悪い態度だったので、こんな男ほっといて次に行けばいいのにと、ヒロインに言いたくなった。