湯飲みの横に防水機能のない日記

色々壊れてて治療中。具合のよくないときに寝たまま携帯で書くために作ったブログです。ほんとにそれだけ。

非実在痴漢師をめぐる対話

 

娘たちがバカ話をしている。(21歳と13歳)

 

「こないだテレビで見たんだけど、電車の痴漢が団体で女の人を取り囲んだりするというパターンがあるらしい」

 

「なにそれ?  取り囲んで女の人を潰すのか?」

 

「それはおしくらまんじゅうだ。そうじゃなくて、電車の痴漢が連携して壁を作るらしい」

 

「どうやって」

 

「電車の中で、『おい、あそこで壁つくろうぜ』って相談すんじゃね?」

 

「それって最低でも四人ぐらい必要だよね。コミュ力高くね? ていうか、痴漢がどうやって痴漢の仲間みつけんの?」

 

「痴漢SNSとかあるんじゃね?」

 

「明日○○線の○○駅集合とかってネットで相談するのか?  通報されるだろ普通」

 

「そこは仲間だけのSNSで」

 

「だからその仲間をどうやって見つけるんだよ、痴漢師たちは」

 

「痴漢師ってなんだよ。師って。職業か? 金になるのか?」

 

「仮にプロだってことにしといてだな、組織を作るために、手当たり次第『実は俺、痴漢師なんだけど、お前は?』って声かけていったら、友達消えんじゃん。あ、そうか、相手の反応が『うわ、何それお前キモっ!』ってなったら、『うそうそ、ジョーダン!』ってごまかせばいいんだな。で、『実は俺も痴漢師だ』って言ってきた奴だけ、痴漢師のコミュに引き込む。うむ、完璧だな」

 

「リアリティねえな」

 

「そんなコミュ力があったら普通に趣味のサークルでもやれって話だな」

 

「だけどテレビで見たんだよなあ。痴漢の団体が壁作る話」

 

「満員電車に痴漢師なんかいらんわ」

 

 

 

 

そういえば、「詐欺師」、「スリ師」という言葉があるんだから、「痴漢師」があってもいいのかもしれない。

 

別になくても全く問題ないけど。