ひさびさにFacebookにインしてみた。
乗っ取り被害一回、乗っ取り未遂二回をくらって、もうアカウント削除しちゃってもいいかしらと思うものの、なんだかそれも億劫で、そのままにしてあったのだ。
インすると、自己紹介情報を入れろと毎度言われる。
なんにも入れてなかったけど、出身高校くらい書き込んでみようかしらと気まぐれを起こして、書いてみたら、「その校名は無効です」と言われた。
私の卒業後、学校名が変わってしまっているのは知っていた。
女子校だったのが共学になり、さらに中高一貫になったのだ。
いまの校名は昔のものとは全く変わってしまっていて、自分の出身校として記入するのは抵抗がある。
というわけで、記入をやめた。別に問題ない。いままでも書いてなかったのだし。
大学名を入れてみたら、それは受領されたけど、次に大学院を書こうとしたら、またしても「無効」判定。
もういいや、「無効」で。
どのみち実質的に「無効」な学歴なんだから。(´・ω・`)
とかつぶやきながら、ふと思いついて、結婚してから書いた、人生最後(たぶん)の学術論文のタイトルを検索してみたら、NII学術情報ナビゲータや出身大学のリポジトリーに、ちゃんと掲載されていた。
さらに、google Scholarのデータによると、「被引用数 7」の表記も。私の論文を引用して書かれた論文が7本もあるらしい。知らなかった。
どんな論文に引用されているのかも分かるので、順番に開いて眺めてみた。
私の論文が出たのは1993年。
引用してくれている論文の出版年を順番に書いてみる。
2000年
2001年
2002年
2012年
2015年
2016年
執筆者は、日本各地の大学に所属していろ研究者ばかりではなく、ロシア語の論文もあった。
学術雑誌掲載の論文だけでなく、修士論文もあった。
知らなかった、ほんとうに。
研究者としての力量なんてなかったし、出産、育児で研究方面は完全に諦めていたけれど、現役中に僅かに残した成果を、ちゃんと受け止めてくれている方々もいたのだ。
学歴は「無効」同然かもしれないけど、やってきたことは、「無効」じゃなかった。役に立ってた。
しかし書いてから23年間も引用されつづけるって、どうなんだろう。
私が研究してたジャンル、そっから進歩してなかったりするのか?
もっと鋭い研究が出て上書きされて、とっくに過去の遺物になっててもおかしくないはずなのに。
それはそれでゆゆしきことだ。