今朝の健康観察日記
昨日の夜、寝る前に、末っ子が手足のマッサージをしてくれた。
YouTubeなどでやり方を見て、覚えたらしい。
それがが結構効いたらしくて、今朝は関節の痛みが軽かった。
ありがたい。
日々の処方薬に加えて、ビタミンのサプリなども少し摂るようにしはじめた。
きちんと食事がとれない時があるので、補いたいと思ったのだ。
短歌の本
ちょっと読みかけている本。
伊藤一彦・堺雅人「ぼく、牧水! 歌人に学ぶ『まろび』の美学」
ぼく、牧水! 歌人に学ぶ「まろび」の美学 (角川oneテーマ21)
- 作者: 伊藤 一彦,堺 雅人
- 出版社/メーカー: 角川書店(角川グループパブリッシング)
- 発売日: 2010/09/10
- メディア: 新書
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Kindle化されている。
堺雅人といえば、私の頭のなかではまだ真田幸村の人だ。
こないだ大阪夏の陣(関ヶ原ではない。間違ってたので訂正)で死んだばっかりの人だ。
NHK大河ドラマなんて二〇年に一回くらいしか見ないのだけど(そもそもテレビ番組を見ない)、「真田丸」は途中から見始めて、すっかり夢中になってしまった。
負けて死んで終るのが分かっている歴史物は猛烈に苦手なのに、堺雅人の真田幸村は負けて死んだだけでは終らない気がしたから、最後まで見られたのだと思う。
その後、「ツレが鬱になりまして」の映画も見たから、堺雅人は関ヶ原で死んだばっかりで、なおかつ、妻やイグアナと共にうつ病から立ち上がった人として私のなかにある。
その人が、歌人である伊藤一彦氏の教え子として、ともに牧水について語っていると知ったら、どうしても読んでみたくなった。
牧水の歌は、表面をつらーっと眺めただけで、深く読んだことがない。
おそろしく言葉のきれいな歌を多く詠んだ歌人という印象ばかりがある。
付属知識として、大酒飲みだったというのも知っている。
「うつくしい歌を詠む」「酒飲み」の「歌人」と三つがセットになったら、それはきっと人生や生活ががっつり破綻している人だろうという先入観があるものだから、本の冒頭に、女性の写真があって、
彼を支えた糟糠の妻・喜志子
と説明されているのを見て、驚いた。奥さん、いたんだ(無知)。
でもきっと、ご苦労なさったのだろうな。 (´・ω・`)
冒頭の堺雅人氏の「まえがき」から少し引用。
こんな対談をひきうけておきながら何ですが、僕は歌集や詩集をよむのがちょっと苦手です。ページをひらいて、ずらりと作品がならんでいるのをみると、めまいに似た感覚をおぼえることがあるくらいです。
それはおそらく、ひとつひとつのコトバがもつ「ギュッとしたかんじ」のせいではないでしょうか。
書き写してみて感じたけれど、堺雅人氏の文章には、ギュッとした感じではなくて、恐ろしく丁寧に、伝わりやすいように語られていて、なめらかに磨かれた感触があるように思う。
その語り口につられながら、いままで上っ面しか知らなかった牧水の歌に、接近してみたい。