湯飲みの横に防水機能のない日記

色々壊れてて治療中。具合のよくないときに寝たまま携帯で書くために作ったブログです。ほんとにそれだけ。

だるい話と宗教関連の漫画と本とその他

 

今日の健康観察日記

 

二日連続の外出は、楽しかったけど、やっぱりキツかった。

息子の通う介護施設の行事に参加して、三時間ほど、ほとんど座っていただけなのに、ヨレヨレのフラフラ。

 

帰宅して横になったら、とんでもないだるさに襲われて、身体捨ててどっかに投げたくなった(無理)。

 

これは回復に時間がかかるなと思ったので、しんどいのをやりすごすために、Amazonビデオでアニメを見始めたのだけど、「聖☆おにいさん」を眺めているうちに、いつのまにか寝てしまっていた。

 

 

聖☆おにいさん(通常版) [DVD]
 

 

アニメ見ながら寝ちゃったのって、初めてかもしれない。あまりにも、のどかで平和だからかも。

続きは寝る前に見よう。

 

夜になってもだるいのは変わらず。

無理しないことにする。

 

 

 

アニメ

 

 

聖☆おにいさん」を見る前に、アニメ「魔法使いの嫁」の20話を見た。こちらは眠らなかった。緊迫した回だったからかもしれない。カルタフィルス、またの名をヨセフという、恐ろしく長命で邪悪なところのある魔法使いが、竜の子どもを拉致して競売にかけるところ。

 

カルタフィルスは遠い昔に「神の子」を裏切ったとかで、身体がどんどん腐り落ちながら永遠に生きなくてはならないという恐ろしい呪いを受けている。腐る身体の代わりの素材を手に入れるために、他人を陥れたり殺したりすることに、なんの躊躇もない。

 

「神の子」といえば、「聖☆おにいさん」にも出てくるあのイエス様だろう。じゃあカルタフィルスって誰なんだろうと思ってぐぐったら、イエスが十字架を背負ってゴルゴダの丘へ向かう途中で、イエスを侮辱して殴ったりした人物の名前であるらしい。そういうことをしたために、永遠にさまよう呪いをかけられた、という「さまよえるユダヤ人」という伝説が、ヨーロッパでは広く流布しているのだとか。

 

一神教であるキリスト教とは相容れない、古い神々や妖精たちの出てくる世界で、カルタフィルスの過去の物語がどう語られるのか、とても興味深い。

 

そういえば、ヒロインのチセは、自分の使い魔となった犬の妖精にルツという名をつけていた。旧約聖書の「ルツ記」を読んで、それが献身的な女性の名だったことを知ったけど、ルツは元は異教徒の娘で、嫁いでからユダヤ教に改宗したのだった。

 

 

宗教は信仰を集めて強大になると人の社会に分断を生み出すけれど、同時に分厚い歴史と伝承をも生み出す。

 

 橋本治氏が「宗教なんか怖くない」という本の冒頭で、「宗教とは、この現代に生き残っている過去である」と書いている。

 

「過去」が「生き残っている」というのは普通に考えればものすごく異様な事態であり、おかしい事なんだけど、宗教はそれを当たり前のように実現してしまう。けれども発祥してから何百年、何千年と経つうちに、当然のことながら当事者はみな死んでしまうから、教えは口承や文字記録のみとなり、硬直し形骸化し、本来含まなかったはずのさまざまな毒や薬を内部に醸成するなどして、「生きた過去」として人の社会や個人の精神生活に浸透していく。

 

 現代に生きている宗教は、やたらと争いごとに関わっている。ユダヤ教キリスト教イスラム教も、みんな同じ神を信仰するもので、その神はモーセ経由で「殺すな」ときっちり言って教えたようなのに、ものすごい勢いで殺しているのは、毒の醸し過ぎ、回り過ぎとしか思えない。そういうのばかり見ていたら、「生きた(いまだに生きてる)過去」というのは取扱注意だと、誰だって思うだろう。生きてる過去そのものの聖おにいさんたちは立川で休暇取ってる場合じゃないと思うんだけど、働き過ぎて休んでいるらしいし(働き過ぎてもこんな有様なわけだから)、仕方ないのか。

 

ええと、横道に逸れた。

 

 

読書

 

 

で、これを読みかけているわけである。

 

 

宗教なんかこわくない! (ちくま文庫)

宗教なんかこわくない! (ちくま文庫)

 

 

電子本で入手して読み始めて、途中で表紙をみなおしたら、絵がなんだかラノベか漫画みたいだ。

 

と思った瞬間にへんな方向の横道にそれた。

 

 

漫画

 

 

しばらく前からAmazonのオススメに入っていた漫画。

 

 

 

石橋防衛隊(個人) (cannaコミックス)

石橋防衛隊(個人) (cannaコミックス)

 

 

タイトルがよく分からない。防衛隊はわけるけど、「(個人)」って何なんだろう。

 

なんていう疑問を持つと釣られてしまうから、極力無視して素通りしてたけど、橋本治の「宗教なんかこわくない」のオウム真理教の捜査やら、引き起こした事件の実行犯が逃走しながら買い物するたびに「オウム様」宛の領収書を律儀にとって歩いたために足がつきまくったのだというような話を読んでいるうちに、どうしても気になって、結局釣られてしまった。

 

表紙の二人は、限りなく防衛大を連想させる「某大」という大学の学生で、将来的に、どうしても海上自衛隊としか思えない海自という部門に入ることを目標として、日々苦しい訓練を受けているらしい。

 

で、二人のうちの一人、石橋という美しい青年は、自国の人々の安全を守り、助ける仕事をしたいと願って進路を選んだのだけど、もう一人の強面の青年は、そんな石橋個人をただひたすら全力で守りたい一心で進路を決めたらしい。

 

二人の友情がどうなっていくのかは、今のところ謎である(全部よめばわかるだろう、多分)。