高IQ
Twitterで、脳研究者の池谷裕二氏が、こんな発言をされていた。
【高IQへ悲報】知能の高い人は、不安症や気分障害、自閉症、ADHD、アレルギー、自己免疫疾患が多いそうです。先月の「知能」誌より→https://t.co/uOf7ofFoBw (「心身過剰興奮説」なるものが提唱されています。ちなみにIQ と自閉症に相関を認める遺伝学データはあります→ https://t.co/54XmdN8Gkn
— 池谷裕二 (@yuji_ikegaya) 2018年2月15日
)
なんというか……
我が家には、自閉症とADHDと自己免疫疾患とギフテッド(高IQ)が存在している。
関係あるだろうなというのは、前々から思っていたから、こういう研究が出ることについては特に驚きはない。もちろん喜びもない。かといって落胆もない。
あるものは、仕方が無い。なっちゃったもんは、どうしようもない。
問題は、どうやって、この生活、人生をやっていくかということだ。
研究は、そこのところに言及しているのかどうか。
英文の論文なんか読みたくないので、日本語の情報が流れるのを待つことにする。
短歌
永田和宏の「現代秀歌」を読み始めた(ちょびっとづつ)。
最初に掲載されているのは、この歌。
たちまちに君の姿を霧とざし或る樂章をわれは思ひき 近藤芳美
近藤芳美氏のお名前は知っているし、歌もいろいろ目に入れているはずだけれど、丁寧に読んだことがなかった。
深く考えずに読むと、ドラマチックな悲恋、もしくは仰々しい片思いのように思えて、すっと心になじまないのだけれど、歌の詠まれた背景を知ると、印象が激変する。
この歌が詠まれたのは昭和十二年だという。この年の七月に 盧溝橋事件が起きて、日中戦争の勃発する。
そして「君の姿」が霧に閉ざされて見えなくなった場所は日本ではなく、当時日本の統治下にあった朝鮮の金剛山(クムガンサン)なのだという。その地で開催された歌会で、作者は「君」と知り合うけれども、時代はどうしようもなく戦争に向かっていたわけだから、両思いであったとしても、恋愛の成就を望むことは難しかったのだろうと思う。
「樂章」がどんな曲だったのかは分からないけれど、明るく元気な曲ではないはずだ。
昭和初期に日本に入ってきたクラシック音楽のレコードにどんなものがあったのか、興味深く思ったけれど、調べるすべがない。
と思ったら、「宮沢賢治の聴いたクラシック」という、CD付きの本が出ているらしい。
宮沢賢治の聴いたクラシック CD2枚付: 宮沢賢治没後80年記念企画 (CDブック)
- 作者: 萩谷由喜子,佐藤泰平,クリストファ・N.野澤
- 出版社/メーカー: 小学館
- 発売日: 2013/09/12
- メディア: 単行本
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宮沢賢治が亡くなったのは1933年(昭和8年)だから、近藤芳美氏の聞いていた曲と重なるものはあったのではないかと思う。
こちらのブログで、収録されている曲を知ることが出来た。
ベートーヴェン 交響曲第5番「運命」
ベートーヴェン 交響曲第6番「田園」
ベートーヴェン 交響曲第4番 第2楽章(吹奏楽版)
ベートーヴェン ピアノ・ソナタ第12番「葬送」第3楽章(吹奏楽版)ヘンデル オルガン司伴楽(協奏曲)OP4-4 第1楽章
リムスキー=コルサコフ「シェヘラザード」より「若き王子と王女」
ドヴォルザーク ラルゴ~交響曲第9番「新世界から」第2楽章主題提示部
リスト ラ・カンパネルラ
ドビュッシー 牧神の午後への前奏曲 第2面(宮澤賢治遺品盤)
なんとなく、「葬送」第3楽章のような気がする。
でも、ブラームスの交響曲第3番第3楽章も、かなり切ない(そしてときどき甘くて優しい)。
ブラームス交響曲第3番 第3楽章 Brahms Symphony No. 3 MOV3
チャイコフスキーの交響曲第4番の第4楽章は絶対違うと思う。
(順番にYoutubeで探して聞いてみていた。まだ途中)
今日の健康観察日記
膝の痛みは続いているけど、激痛というほどでもない。ゆっくり歩けば平気。
ただ、腰がちょっとヤバい感じ。ぎっくり腰要注意。
その他の関節は、まあまあ無事。