湯飲みの横に防水機能のない日記

色々壊れてて治療中。具合のよくないときに寝たまま携帯で書くために作ったブログです。ほんとにそれだけ。

映画

動くとあちこち痛いので、横になって映画「アバター」を見た。字幕スーパー版。

 

 

アバター (字幕版)

アバター (字幕版)

 

 

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地球の企業に雇われた科学者や傭兵たちが、自然豊かな惑星パンドラの地下資源を搾取するために、原住民に接近しようとしている。目先の利益にしか興味のない企業人や、力で敵を圧することだけを美徳とする傭兵隊長と、畏敬の念を持って現地の自然や人々に向き合おうとする科学者たちの対立が、ありがちな「文明」対「自然」の図式によってもたらされる悲劇を示唆していて、のっけから気が重くなるけれども、頑張って見続けた。

 

 

六年にも及ぶコールドスリープを経てパンドラに送られた主人公のジェイクは、地球で負傷して下半身不随になった元海兵隊員だった。彼は原住民に似せて作った生命体である「アバター」と脳機能をリンクさせ、原住民の中に入り込んで情報収集と懐柔を行うことを命令されて赴任してきたのだった。

 

アバター」を操作している間は、身体障害とは無縁の強靭な肉体を手に入れることができるため、ジェイクはすぐに「アバター」として活動することに夢中になる。けれども、最初の護衛任務中に遭難し、仲間の研究者たちとはぐれて、原住民の族長の娘に見つかり、殺害されそうになる。ところが、なぜか原住民たちの神が宿る魂の木に受け入れられたため、ジェイクは殺されずに、族長の娘の導きを受けながら、部族での生き方や言葉を学ぶことを許される。

 

その後に起きる地球人とパンドラの人々の戦いは、「もののけ姫」のクライマックスにちょっと似ている。

 

希少な地下資源欲しさに原住民の抹殺を強行しようとする地球の軍隊を、惑星パンドラの大自然を味方につけたジェイクと原住民たちが迎え撃つのだ。双方、多くの戦死者を出すけれども、ジェイクたちは地球人傭兵の戦力を潰し、魂の木を守り抜く。

 

結果、地球人たちは降伏してパンドラから撤退。

パンドラ側について戦った一部の地球人たちとジェイクは、現地に残ることになる。

 

ラストでは、ジェイクは魂の木の力をかりて、地球の科学技術抜きで「アバター」に意識を移すことに成功していたようだ。その後、ジェイクの地球人としての肉体がどうなったかは不明。

 

パンドラの動植物は、互いに意識をつなぐための端子のようなものを持っていて、それを物理的に接続することで、意思や情報を共有していた。その様子は、ちょっと「ゴースト イン ザシェル」でのネットと人々の関係にも似ているように思えたし、インターネットが発達し続けるいまの世の中とも似ている気がした。

 

 

もうすぐ続編の「アバター2」が出るらしい。

最終的には第5部まで作られるのだとか。

また地球の企業と軍隊がパンドラに攻め込んでくるのだろうか。だとしたら見るのが憂鬱だけれども、ジェイクたちのその後や、パンドラの自然の驚異については、やはり見てみたい気がする。