湯飲みの横に防水機能のない日記

色々壊れてて治療中。具合のよくないときに寝たまま携帯で書くために作ったブログです。ほんとにそれだけ。

漫画「舟を編む」・健康観察日記

 

今日の健康観察

 

関節痛い。

動きたくなさすぎる。

これ、いつか治ることあるのかな。

なさげな気がする。

外科いっても痛み止めだしてくれるだけだし。あれは胃に悪い。

やり過ごすことに慣れるしかないか。それも人生。

 

 

漫画読んでる

 

 

なにもしていないと気が落ち込むので、Amazonのビデオみたり、Kindleで本読んだり。

 

いまはこれ。

 

 

 

 

原作は未読。映画も見てない。

辞書作りの話はしんどい。だから読まない、見ないと思ってた。でも漫画の作者が、あの「落語心中」の雲田はるこ氏とあっては、読まないわけにはいかない。

 

舟を編む」の主人公の馬締くんと同じように、そっち方面で大学院を出ているので、辞書項目の原稿を書いたこともある。いくつかの辞典に、執筆者として、私の名前が小さく載っている。

 

子供のころから辞典がすきだったのも、登場人物たちと重なる。高校の頃は、毎日、国語辞典、古語辞典、英和辞典の三種を最低限持って登下校していた。持たなければ不安だった。なんとなく。

 

でも、自分の頭の中に、言語を使うに足りるだけの言葉の仕組みや体系がすでにあることも、なんとなくわかっていた。辞書がないと不安だったのは、自分の中の言葉のネットワークが、外界から孤立した状態であるかもしれないことに対する不安だったと思う。

 

つまるところ、孤独なのが不安だったのであり、逆に言うなら、言葉が繋がってさえいれば、私は不安ではなく、孤独でもなかった。辞書も書籍も、文字や言葉や概念や物語を多量に搭載したものは全て饒舌であり、読み手を待っている。読める私は望まれた存在であり、孤独ではなかった。

 

 

そんなことを思い出しながら上巻読了。

下巻も読む。