湯飲みの横に防水機能のない日記

色々壊れてて治療中。具合のよくないときに寝たまま携帯で書くために作ったブログです。ほんとにそれだけ。

健康観察&読書日記(内田春菊「がんまんが」、山田雨月「ふいにたてなくなりました」)

 

今日の健康観察

 

今日はかなり冷え込んでいる。

そのせいか、膝や足先の冷えがつらい。

あとは、ちょっとお腹が重い感じがする程度。

それ以外は、まずまずの体調。

 

 

息子(重度の自閉症)が、なんだか朝から体調が悪いらしくて、食事もとらず、入浴と昼寝を繰り返している。熱はない。時折、胃の悪そうな様子をする。でも特に痛みは訴えない。

 

その様子をみていたら、心配になって、自分まで具合(メンタル面)が悪くなってきた。

 

息子は病気になっても、詳しい検査などをすることが難しい。血圧、聴診器、レントゲンまでは、なんとかできる。でも採血は無理。大人五人がかりでも、恐怖を感じると、暴れて吹っ飛ばしてしまうから。安全を保てる設備のある施設でないと、注射や手術などは不可能。そして、そんな病院は、なかなかない。

 

気持ちの優しい息子が、いつまでも健康に、穏やかに暮らしていれることを、願わない日はない。

 

心配しても、どうにもならないこともある。

重い障害がなくても、ふつうに病院に行ける人でも、病気になる人は、いくらでもいる。

 

わかってはいるけど。

 

息子は夜になってから、少し元気を取り戻し、食事も取れた。

 

それなのに気持ちがなかなか浮上しないのは、寒さのせいもあるかもしれない。

 

 

 

漫画

 

内田春菊「がんまんが」 Kindle版を読んだ。

 

 

 

 

 

短めのお話ごとの分冊になっていて、1巻目だけが読み放題になっている。

 

大腸ガンが分かるまでの症状と、検査の様子、手術前の抗がん剤治療、そして手術。人口肛門のこと。

 

 

大腸ガンという病気について、当事者でなければ分からない、家族であってもなかなか把握しづらいような内容が、淡々と、どこか突き放したように描かれている。

 

淡々としていないエピソードもある。

主に元彼や、元夫のことになると、不愉快や苛立ち、怒りエネルギーがほとばしっている。読んでいるこちらまで、腹が立ってくる。「私たちは繁殖している」を読んでいたころから思ってたけど、どうしてこう、自分を大事にしてくれない男性ばっかり、選んじゃうのだろう。がんになったときに、絶対そばにいて欲しくないような人生のパートナーなんて、いらない。(;_;)

 

なにはともあれ、ご回復をお祈りする。

 

 

もう一冊、この漫画も読んだ。

 

山田雨月「ふいにたてなくなりました」

 

Kindle読み放題で読むことができます。2017年12月17日現在) 

 

 

皮膚筋炎という、自己免疫疾患の難病にかかってしまった著者の、発病から入院、治療、退院後の生活の様子が描かれている。

 

あたたかみのある絵柄で、ほんわりと描かれている印象だけれども、発病していることが分かるまでの生活のつらさ、闘病の苦しさ、身体の状態に合わせて生活を変えていかなくてはならないご苦労は、大変なものだったと思う。

 

 

作中、作品展の話が出てきて、入院中にも、展示するための作品を制作するエピソードがある。この漫画で初めて知った漫画家さんだったので、どんな作品があるのかしらと、Googleで見てみたら、美しく幻想的なイラストがたくさん出てきて、うっとりと眺めてしまった。(漫画の絵柄とは、だいぶ印象が違ってた)

 

漫画家さんというお仕事は、どうしても身体を追い込み、追い詰める感じの生活パターンになってしまうものなのだろうか。どうかご自愛をと、願わずにはいられない。