今朝の健康観察
五時起きだった。
居間の窓が全開で(息子が開けた)、凍えて寝ていられなかったからだ。
しかも、かけていた布団や毛布は、自分が蹴り飛ばしていた。
全身冷え切って胃が痛いし、手足の関節はゴワゴワガチガチ。小一時間、布団の中で苦しんでから、六時に起き出して弁当を作成。
動き出すと体が暖まって、胃の痛みも消失。関節の痛みはあるけど、弁当を作ったあとも、そのまま座って息子の連絡帳を書いたり、末っ子の学校に出す書類を書いたりすることができた(ちゃんと手が動いた)。
その後30分くらい、横になって休んだけれども、こうしてまた起き出して、PCでブログを書いている。
鬱も更年期障害も、ずいぶく良くなってきていると感じる。
ありがたい。ほんとうに。
朝のマンガ
何か本を読もうと思ったけれども、活字だけ追うのがつらい気がしたので、Kindleのなかに入っているマンガを引っ張り出して読んだ。
私のKindleのクラウドには、マンガと無料本がぎゅうぎゅうに詰まっている。
それ以外もあるけど、埋もれてしまって見つけるのが難しい。
今朝引っ張り出したのは、これ。
見た通り、ハーレクインコミックスです。
私、このジャンルを半端じゃない冊数読んでます。
なんか悪いですか?(開き直っている)
ほとんど必ずハッピーエンド。
ラストでのヒロインの出産結婚率はとても高く、離婚経験者である率も、相当高い。
そしてヒーローは、まず例外なく大金持ちの美形。
幸せな家庭の構築こそ人類の正義。
結婚礼賛。
出産は奨励されるけれど(多産なヒロインがとても多い)、望んでも出来ない事情のある場合は養子推奨。
ヒロインやヒーローの抱えるおぞましい過去のトラウマ(そういえば毒親持ちがやたらと多い)も、不幸な生い立ちや救いがたい貧困も(孤児率も高い気がする)、唯一無二のパートナーと出会って結ばれることで癒やされ、埋め合わされる。
そんなドリーム満載な価値観がごうごうと音を立てて渦巻く世界観を背景に、数多の女性たちがゴージャスな男性と出会って、究極の幸せを得る。
そういう紋切り型の物語を大量摂取して一体なにが面白いのかと聞かれると、説明にかなり困る。
紋切り型がいいのだと、説明しても納得してもらえるか自信が無い。
自閉傾向の強いうちの息子の常同行動と似たようなものだと言えば、いくらか説得力があるだろうか。
だって、このジャンルの売りであろうところの、ゴージャスな出会いやドラマチックな恋愛の経過に興味があるわけではないから。
何のために読んでいるのかを、敢えて説明するとすれば、
むかっ腹を立てたあと溜飲を下げるため
これに尽きる。
何それお金と時間の無駄じゃない? と自分でも思うけれども、たぶんそういう情緒のジェットコースター的な活動が、自分の健康上、もしくは精神衛生上、必要だったのだろうと思う。
で、上に貼り付けた「男爵夫人の憂鬱」も、かなりむかつく状況から始まり、後半にかけてさらにムカツキ度を盛り上げながら物語が推移していく。
ヒロインは、とても高身長の看護師。顔立ちは美しく気立てもいいけれど、ヒールの高い靴を履くとたいていの男性よりも背が高いために、女性と認識されず、恋人もできない。
そんなヒロインに目をつけたのは、ハイヒールを履いた彼女よりもさらに高身長のエリート医師。タイトル通り男爵でもある彼は、そろそろアラフォーであるにも関わらず独身で、ヒロインに出会うまでは、身を固める気持ちも薄かったらしい。
けれどもパーティでヒロインに一目惚れして、ヒロインが職場のセクハラトラブルで退職を余儀なくされたところを狙ったかのように求婚し、猛スピードで結婚して自国に連れ帰ってしまう。
ところが、彼が一言も愛について語らなかったため、ヒロインは自分の結婚を愛のないものであると考えてしまい、妻の座にあることに自信をもてないまま、彼に対する自分の恋心をも封印して、ひたすら悶々とすることに。
そんな夫婦間の軋みを狙ってたたき壊すべく、ヒロインと正反対の、小柄でセクシーな美女が、彼氏の幼なじみとして登場。ヒーローの幼なじみが毒婦というのも、ものすごくよくあるパターン。作者さんはこんな性格の悪い人物を生成して、自分で毒に当たったりしないものだろうかと、心配になるくらい。
んで、その幼なじみがまき散らしたトラブルの火種が見事に発火して、結婚生活は破綻。気持ちが完全にすれ違ったまま、二人は別れることに。
そして・・・・
急転直下、とんでもない力業(ストーリー展開的に)を経て、あっという間に訪れるハッピーエンド。
本作では、破局を迎えた二人を再度接着するために、ものすごく都合よく、旅客機が一機墜落する。死者多数。
この荒唐無稽なあらすじが、脳に効く・・・のだと思う。たぶん。
え?
しょーもない?
いいじゃないですか。幸せならば。
佐良直美の「いいじゃないの、しあわせならば」、ひさびさに聞いた。
数十年ぶりかも。
歌詞よく覚えてなかったけど、あらためて聞くと、あんまり幸せそうじゃないな…。