漫画の広告に釣られやすい体質
たぶんほとんどgoogle アドセンスの広告だと思うのだけど、ことさらにエグい場面を切り出して電子本サイトに誘導する漫画の広告に、釣られまくっている。
読めば確実に気分が悪くなりそうな、児童虐待や性犯罪などの作品の広告は、さすがに開かないけど、人間関係がジェットコースター的に悪化しそうな漫画だと、つい、あらすじや、お試し版、ネタバレ記事などを読みに行ってしまう。
だって、気になるんだもの(;_;)。
最近釣られたのは、これ。
結婚を意識して付き合っている彼氏が、浮気をしていると知らされたヒロイン。
実際に浮気の現場を目撃してしまっても、交際を諦めることができず、風邪をひいた彼氏の自宅に行って、ゲロの始末から洗濯掃除までして、懸命に尽くしていたところに、浮気相手も見舞いにやってきてしまう。
彼氏はというと、一応浮気相手を玄関先で追い返したものの、ヒロインの手作りのおかゆに見向きもせず、浮気相手に差し入れられたフライドチキンを喜んで食べようとする。作ったおかゆを黙ってゴミ箱に捨て、帰っていくヒロイン……
尽くす彼女を「母親」もしくは「便利屋」にしてしまうような、つまらない男の末路を見届けて、溜飲を下げるための物語なのだろうから、この先どうなるかは、だいたい予想はつく。きっと、もっとマシな愛情を保証する男性とのハッピーエンドがまっているのだろう。
でも、もしかしたら、浮気相手の美女はヒロインと将来を誓い合った恋人(えっ?)で、ダメ男の彼氏を精子バンクや財布がわりに使っただけで、適当なところで捨てるために、破局を演出したのかもしれない。
あるいは、ヒロインは謎の組織で生物兵器を開発するサイエンティストで、極秘裏に被験者を確保するために、あちこちで「尽くす女」を演じていたのかもしれない。
さらに、ヒロインに彼氏の浮気を密告した男は、実は古代から続く邪悪な因縁により彼氏の血統を憎悪し続ける日陰の一族の末裔であり、彼氏が子孫を残すことなく根絶やしになるように、異性関係をことごとくぶち壊す陰謀をめぐらし、彼氏のとなりの部屋に暮らしてチャンスを狙っていた……のかもしれない。
という具合に、いろいろと妄想が膨らんで気になって仕方がないので、漫画のネット広告は、ほんとに困るのであった。