現在の状態。
【平熱なのに回る天井】
朝六時くらいに目が覚めたら、耳元でドヴォルザークが熱演してた。Apple Music をつけっぱなしにして寝てたらしい。
なんとなく、SAN値を削るような悪夢を見たような記憶もあって、それのBGMはマーラーだった気がする。
詳細は覚えてないけど、街がコレラか何かで死滅して、自分も死にかけながら海辺で砂に埋まって絶望してたような夢だった。
どうもまた風邪をひいたようで、喉が痛くて全身がだるかった。きっとマーラーのせいだ。
それでも起きたら少ししゃんとしたので、教会の日曜学校へ。
その後、長女と駅前のショッピングセンターで待ち合わせして、買い物してから帰宅。
お昼を食べたところで、体力が切れてダウン。
2時間ほど横になってから、土砂降りのなか、選挙に出かけた。
投票所になっている学校は、校庭が沼地みたいになっていて、歩ける場所を探すのに難儀した。
そんなコンディションだったけど、それなりに人が来ていた。
帰宅して、オヤツを少し食べてから、また休息。
末っ子の学校は、明日は休校になるとの連絡がきて、ちょっとホッとした。
マーラーの曲、きれいだなと思うんだけど、痛ましく滅び去ってしまうものの最期の輝きみたいだから、あんまり一人で聞きたくない。
もう何十年もまえに、マーラーの妻だった、アルマ・マーラーの伝記を読んだことがある。たぶんその中に書いてあったと思うんだけど、マーラーはとんでもない大痔主で、洗面器から溢れんばかりの大出血をしたはずで(という描写がほんとにあったかどうかについては確信がない)、その病弱な印象に加えて、映画「ベニスに死す」(マーラーの曲がテーマみたいになってる作品)や、「ルードヴィヒ 神々の黄昏」(ヴィスコンティつながりか)の頽廃美のイメージが重なっちゃったせいで、脳が勝手に血なまぐさい終末思想的な悪夢のBGMに選ぶんだろうと思う。
「ベニスに死す」のビョルン・アンドレセンは、ほんとうに綺麗だった。
なのに、あの美しさも、身もふたもない脳のせいで、痔の大出血や便臭漂うコレラの街と同じ棚に分類されちゃってる。
まあ、しかたがない。(´・ω・`)
アルマ・マーラーの伝記は、たぶん手放してしまったはず。東北の震災で書架の雪崩を経験したあと、もう一度読むことはないと思った本を大量に売ってしまった。家族や自分が本で圧死するのを見たくない(自分が圧死した場合は見えないだろうけど)という思いで処分したのだけど、一度買って読んだ本というのは、やはり折に触れ思い出すものらしい。思い出すと、寂しくなる。
電子本になってないかな。