いつのまにか、秋になってた。
八月上旬に体調を崩してから、夏を感じるどころではなく、なんとか一日一日をやり過ごすだけだった。
投薬や休養が、少しずつ功を奏しているのだとは思う。
今日は、動くのはつらいけど、じっとしている分には、とくに支障なく頭が動く。文章もだいぶ書きやすい。
季節を感じられるだけの、感覚の余裕もある。
で、気がついたら、秋だった。
終わってしまった夏が残念で、なにか夏を思わせるような音楽が聴きたくなった。
聞いたことのある曲ではなく、今年初めて聞く曲を、後付けで今年の夏の思い出にしようと思って、iTunesで「あの夏」と検索したら、柴田淳という人の歌が出てきた。
いい曲だと思った。
発表されたのは、ずいぶん前らしい。
「あの夏」が収録されてるアルバムは、2005年発売となっている。
聞き逃してるなあ。
十二年前というと、末っ子が生まれた頃だ。
とにかく、毎日があわただしかった、
いろいろあったのだろうけど、子育て以外のことは、ほとんどなにも覚えていない。
いまからでも、取り戻せることは、取り戻しておこうか。
今年の夏も、十二年前の夏も。