2006年01月12日

松の内が過ぎて、ようやく歯痛関連の腫れや痛みから解放されたと思ったのに、今日の治療で余計な歯茎をざくざく切り取られ、またズキズキ痛み始めた。
治療をはじめて半年。完治にはほど遠い。通い始めたころは立っちもできなかった末っ子が、もうトコトコ歩いている。全部の歯の治療が終わるころには、幼稚園を卒園してるのではなかろうか。
痛くて家事をやる気にならないので、じーっとして本を読んでいる。
古書店で、よく分からずに買った、小説だかエッセイだかわからない翻訳書。タイトルは、
「驚くべき天才の胸もはりさけんばかりの奮闘記」
書いたのは、デイヴ・エガーズという、知らない人。1970年生まれで、雑誌を作っているお兄さんだそうだ。
その人が、大学生のころに、両親を肺ガンと胃ガンで立て続けに失おうとしているところから、記録がはじまる。彼は四人きょうだいで、自分の下に小学生の弟がいるのだけど、両親の死後、兄と姉ではなく、なぜか第三子の著者が弟を引き取り、育てることになる。巻頭に、こんな言葉が書いてある。
最初に
僕は疲れました。
僕は誠実なやつなんです。
そして
あなたも疲れましたよね。
あなたも誠実な人なんです。
半分まで読んだところだけど、それでも結構疲れた。
全部読んだらどれほど疲れるのか不明である。
著者と幼い弟の「家庭生活」は危うく、家の中のあらゆる場所で物が腐り散らかり(うちと一緒かも)、弟の身なりや生活習慣もケアが十分とは言い難く、児童相談所みたいなところがチェックにくれば、弟は確実に施設送りになりそうなのだけれど、著者は常人と病んだ人のギリギリのようなところで踏ん張りながら(若くして身内がらみの不幸と重責を多重に背負い込めば大抵の人はそうなるだろう)、たった一人で弟を守り育てるために必要な「家庭」を紡ぎ出し、維持しようと奮闘する。
息子たちが帰ってくるまでに、最後まで読めるだろうか。
⭐︎過去日記を転載しています。
⭐︎転載日…2025年1月17日。
