湯飲みの横に防水機能のない日記

色々壊れてて治療中。具合のよくないときに寝たまま携帯で書くために作ったブログです。ほんとにそれだけ。

2006年01月10日22:09

 

新聞記事より。 

 

 

「生まれてきてくれてありがとう めぐり合えたのは 偶然じゃない」 障害のある子供とプロ歌手、丸山圭子さん、水越けい子さんらが共演するミュージカル「くまのこうちょうせんせい」が3月5日、千葉県佐倉市の市民音楽ホールで初上演される。10日から電話予約が始まった。

 

ミュージカルは、両親が大声でけんかばかりするのを見て、大きな声を出せなくなった「ひつじくん」と校長先生が主役。事情を知らずに大きな声を出すよう言っていた校長が、自分が病気になって初めて、声を出せないつらさに気付くというストーリーだ。

 

末期がんをおして教壇に立ち、命の尊さを伝えながら04年1月に亡くなった神奈川県茅ケ崎市立浜之郷小学校の前校長、大瀬敏昭さん(当時57歳)をモデルに、シンガー・ソングライターこんのひとみさんが同タイトルの絵本を描き、ミュージカルに仕立てた。

 

家庭や学校を題材にした歌の「出前ライブ」をしているこんのさんは、02年4月に大瀬さんと出会った。大瀬さんから「小さな声しか出せない時もあることを、病気になって知った。小さな声に耳を傾け、傷付いた心を癒やすことが大切だ」という話を聞き、これを基に絵本を作った。

 

それを知った知人のラジオのプロデューサーがミュージカル化を提案。こんのさんは、障害児放課後活動をするNPO「あかとんぼ福祉会」(同市)に声をかけた。以前にライブをした際、自閉症で表情の少ない子が涙を流すなど、大きな変化があったことを思い出したからだ。「一緒にミュージカルをすることで子供らが少しでも元気になってくれたら、大瀬さんの遺志を継ぐことにもなるのでは」と考えた。

 

こんのさんら女性アーティストが2月に設立予定のNPOマザーズシップ」(代表・丸山さん)のメンバーや賛同者が無料出演を了承し、実現した。「マザーズシップ」は、音楽を通して社会や教育に貢献しようと、芸能人が共同で設立する初のNPOで、今回のミュージカル参加が最初の活動になる。

 

こんのさんは「目と耳を凝らして、ハートで感じてほしい」と話している。

 

(略)

 

 

 

 

ちょっと遠いので見に行くことができないのが残念。 

 

息子(8歳・重度自閉症)のコンサート体験は、三年ほどまえに、上々颱風のコンサートに行ったのが最初で最後。

知的障害者の施設が主催したコンサートだったので、観客のほとんどは障害者とその家族。のびのびと音楽に触れることのできた、貴重な体験だった。 

 

 

重度の自閉症児を連れて行けるコンサートやミュージカルが、もっと全国的にたくさん上演されるといいなと思う。