湯飲みの横に防水機能のない日記

色々壊れてて治療中。具合のよくないときに寝たまま携帯で書くために作ったブログです。ほんとにそれだけ。

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朝の五時すぎに、末っ子(4か月)のおっぱいで起床。

 

そのまま、なんとなく眠れなくなり、起き出して本を読んだりしていたら、長女さん息子も起き出してきて、それぞれ遊び始めた。土日の子供たちは、いつも早起きだ。特に何をするわけでもないけど、休みというだけで、なんとなくワクワクした気分になるのだろうか。

 

息子(8歳・重度自閉症)は、一日中、ボールペンを握って離さない。

ただ持っているだけの時間も長いけれど、紙があれば、いくらでも何か書いている。といっても、絵を描くわけではない。文字か、よくわからない奇妙な図形を、いつまでも繰り返し書いている。

 

もう何年も、息子が何かを「伝える」ための言葉を書かないだろうかと、ずっと待ち続けている。息子にとっては、口で言葉を話すよりも、文字を書くほうが、だいぶラクであるらしい。

 

それで、筆談ができるようにならないかと思って、いろいろと練習の工夫をしているのだけど、本人のなかに、言葉で気持ちを伝えようとする意志がほとんどないので、なかなかうまくいかずにいる。

 

文字を書くことは、息子にとって、伝達の手段ではなく、気分のよくなるハミングみたいなものなのだろう。

 

何かのきっかけで、言葉を使って「伝える」「わかってもらう」ことの心地よさに気づいてくれればと願っているのだけど、いまのところ、その兆候は見えていない。


末っ子は、きのうから離乳食をはじめた。人生最初の食事は、野菜スープのうわずみ。へんな顔をしながらも、ちゅーっと、スプーンから吸って、飲み込んでいた。



(2005年05月21日) 

 

※過去日記を転載しています。

 

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