(2005年10月31日)
今朝は寒い上に乾燥がひどく、さすがに息子(7歳・重度自閉症)のアトピーが悪化するかと思ったけれど、着替えのときに少しポリッと掻いただけで、あとはかゆがる様子も見せなかった。
ひらがなプリントの宿題が出ていたのを忘れていて、今朝、登校前にあわててやらせた。
絵で示された、ひらがな二文字の単語をマス目に書いていくだけの宿題だけど、息子は絵を見ても単語が分からないから、私が読み上げてやって、それを書き取らせる。
たこ・ゆり・ふね・たけ・たび・やま・ねこ・もち……
すばやく一度読みあげただけでも、ほとんど聞き漏らさず、さっさと書き取っている。気が散ったり、奇声が出たりすることもない。
ここのところ行事続きで、あまり勉強させていなかったのに、すごい進歩である。
つい数ヶ月前までの息子は、二文字の単語の聞き取りにも、よく失敗していた。
三文字以上になると、最初と最後のひらがなだけ書いて、真ん中を抜いてしまうことも多かった。
書いている途中で、聞いた音を忘れてしまって、何を書いたらいいのか分からなくなるのだ。
集中力の問題だけでなく、音声記憶を短期間残しておくための、脳内のワーキングメモリに問題があるためだろうと思っていた。
それがどうやら、最近になって、ずいぶん改善してきているようなのだ。
もう少し長い単語のプリントを作って、どの程度聞き取れるようになっているか、確認してみようと思う。
(過去日記を転載しています)