2005年10月31日
パソコン回りのあまりの乱雑さに嫌気がさして、本棚を一つリビングに入れた。
木製の折りたたみ書架。いっぱい本が入るうえに、新築の家みたいな、いいにおいがするので、一目見て気に入った。
ただし、かなり重い。
五段なのに、からっぽにしていても、私一人では持ち上がらない。折りたたみ式だからラクラク移動可能という宣伝だったが、折りたたむのにも移動するにも、大変に骨が折れる。
ちょうど私の誕生日の日に届いたのだけど、梱包を解いて設置するのに、ただごとでなくエネルギーを使った。あとに残った、あまたの量の梱包材と段ボールは、論文の締め切りを二つも抱えた亭主がキレそうになりながら片付けてくれた(ありがとう)。
いままでパソコン机の足下でカオスをこしらえていた脳の本や趣味の本が、すっきり全部おさまった。
本がきれいに並ぶと、頭のなかまできれいに生まれ変わったようで、たいへんうれしい。
物量が炸裂して、もはや一歩も入れないようになっている書庫のことは、もうしばらく、忘れていよう……
(過去日記を転載しています)