2005年10月19日
午前中、歯科の治療を終えてから、息子(7歳・重度自閉症)の様子をみるために、小学校に行ってきた。
ちかごろ、教室を改装したために新しく出来た壁の穴(ロッカーみたいなものらしい)に、息子が入り込んで出ようとせず、ときどき授業に参加できないことがあると聞いたので、サポートするつもりだった。
ところが教室をのぞいてみると、女の先生が一人残ってオルガンの練習をしているだけで、子供の姿が見えない。みんな、別の教室に焼き物の窯見学しに行ってしまったのだという。
先生の話によると、問題の壁の穴は、大きな書類ケースできっちり塞いでしまったのだという。それで今朝、息子がカンカンに怒って抗議したらしいけれど、その後は落ち着いているとのこと。
息子がいない教室を眺めていてもしょうがないので、校庭に出たら、ちょうど三年生が体育の授業でサッカーをやっていて、長女さん(9歳・難病児)が一人でぽつんと花壇の縁石に座り、見学していた。
長女さんの横に座って、息子の教室の壁の穴について語り合ってから、もう一度教室に戻った。
息子は教室に戻って、自閉症のクラスメート二人と一緒に、ピアニカの練習をしていた。
冬の音楽会に、息子も出演するのだという。
呼気の調節の難しい息子は、去年まで、笛もピアニカも全く吹けなかった。なのに今年は、ちゃんと鍵盤を押しながら、息を吹き込んでいる。音がうまく出ると、息子はめちゃくちゃ嬉しそうに笑っていた。
先生と相談して、息子にも、自分用のピアニカを買ってやることにした。
授業が終わり、給食の準備がはじまったので、息子にGABAのサプリを飲ませてから、帰宅。
(過去日記を転載しています)