2005年07月25日
晴れてきて、息子(7歳・重度自閉症)の機嫌もなおってしまった。
午後は、息子といっしょに、貼り絵の制作をしてみた。もちろん宿題として休み明けに提出するもの。
- まず、折り紙を三角に、三回折ってから、開く。
- できた折線を、サインペンでなぞる。
- 線にあわせて、はさみで切り、小さな三角形をたくさんつくる。
- 裏面にのりをつけ、画用紙に貼り付けていく。
いい作品を作るというよりも、作業の一つ一つを自発的にできるレベルにまでするのが、制作の大きな目的である。
なにしろ、息子は、上に箇条書きにした単純作業を、どれ一つとして自力ではできないのだ。
一つ一つの作業を覚えたら、今度はそれを組み合わせて、全体の作業の流れを作るという仕事が待っている。
これは、息子にとっては、もっとも学習の難しいタイプの行動である。行動が次につながっていかないという問題が、息子の日常生活がスムーズになることを、大きく阻んでいる。
簡単に解決するものではないけれど、とりあえずは貼り絵をがんばって、問題の山の一角ぐらいは崩すことができればいいなと思う。
(過去日記を転載しています)