2005年07月01日
先月28日以来、四日つづけて、息子(7歳・重度自閉症)の昼食~昼休み時間に付き添った。
その結果分かったことは、放っておいたら、遠からず、息子は小学校には通えなくなるだろうということだった。
去年は、息子たちの特殊学級と、普通学級の子供たちが、とてもいい形で交流できていた。休み時間に、息子のところに遊びに来る上級生たちもいたのだ。でも、そんな姿を、今年は全く見かけない。
掃除時間には、四年生の子供たちが手伝いに来てくれるのだけれど、彼らは勝手に自分の割り当てを掃除していくだけで、息子たちと共同で作業しているという意識は全くない様子に見える。特学の子供たちは、誰からも声のかからないのをいいことに、ふらーっとどこかへ行ってしまっている。
去年までは、特学の子供たち一人一人に、サポートする係の上級生がついて、丁寧に掃除の指導をしてくれていたのだ。一年生だった息子は人気者で、上級生たちは、息子の世話係を奪い合っていたほどだ。そういう姿も見られない。
四日前に付き添いを初めて以来、私は、息子に掃除の徹底指導をすることにした。
マイ雑巾を持たせ、洗面所で洗って絞らせ、床を拭かせる。騒々しい教室では、放っておくとすぐに、ぼーっと自分の世界に入ってしまうから、動作を続けさせるためには、要所要所で声をかけていく必要がある。それを続けていくと、だんだんなれて、指示がなくても自分で判断して作業ができるようになる。
息子に仕事を教えるには、とにかくものすごい根気が必要なのだ。その根気を、去年の担任の先生は、惜しまずに発揮してくださった。今年の先生方は、意欲はお持ちなのだけれど、なにしろ全員が新任だから、うまく子供のニーズに対応できていないように見える。
私が息子に掃除を教えていると、周りの子供たちも、自然と体を動かして掃除に参加しはじめた。特学の子たちを無視していた普通学級の子供たちも、ちらちらと、私や息子に視線を向けてくるようになり、だんだん共同作業らしくなってきた。
病欠されていた先生は、今日から出勤しはじめた。けれども、まだ全快ではないとのこと。
先生とも相談して、一学期中は、通いつづけようと思っている。
⭐︎過去日記を転載しています。
⭐︎転載日…2025年1月3日。