2005年6月09日
今日は、生協の個人宅配の日。
いつも元気なおねえさんが、牛乳やら米やらオムツやらをたくさん詰め込んだ箱をカートにのっけて、ありがたくも玄関まで上がってきてくれるのだけれど・・・
「はーい、麒麟端麗生、2ダースでーす」
それ、たのんでない。
だって、うち、酒飲める人間一人もいないし。
「どうしよう、これ絶対、注文ミスだわ。今日返品できるかなあ」
「センターのほうに電話してもらえれば、このまま持って変えれますよー。私このまま、待ってますからー」
「ごめんね。んじゃ、かけてみるね」
かけてみた。
「まことにもーしわけありませんが、食品のほうの返品は、ご遠慮願うことになっておりましてー」
ひー。
どーすんのよ端麗2ダース。
私の横で電話を聞いてたおねーさんは、でっかい声で憤慨を表明してた。
「なによーケチ! どケチっ! ビールぐらい引き取ったらいいじゃんねー」
それが聞こえたのかどうか、センターの人は、誰かとちょっと相談してから、
「あー今回だけ、ご返品をお受けいたしますということで・・・・次からはくれぐれもお気をつけくださいね」
ってことで、とりあえず一件落着。
ホッとした。
だって、端麗2ダースなんて、家に飾っておいたら、絶対に飲む。飲んでしまう。禁酒のちかいなんて、テッシュより軽く吹き飛んでいくだろう。
そんなことがあって、夜。
なんだかんだで、家族全員、よれよれにバテているので、外食しましょうということになった。
車に乗って、近所のファミレスへ。
お子様ランチ二人分と、大人の食事二人分を頼んで、料理が来るのを待っていたら、
「お待たせしましたー。フライドポテトでーす」
それ、たのんでない。
息子(7歳・重度自閉症)の好物だから、いつもは注文するんだけど、たまたま今日はたのんでない。
「うちじゃないですよ、それ」
というと、ウエイトレスさんは気の毒なほどうろたえてしまい、確認に走り回っていた。でも、どこのテーブルの注文でもなかったようだ。
もしかして、昼間に返品したビールにつられて出てきたのか?
伝票を見てみると、フライドポテトはたしかに記載されていないけれど、かわりに、「お子様用ドリンクバー」の数が、「3」になっていた。末っ子(生後四か月)、まだドリンクはムリなのに。
なんか、歯車がつぎつぎとハズれたような一日であった。
※過去日記を転載しています。