息子(七才・重度自閉症)の最近の課題は「分類」である。
療育教室では、毎度、ゾウやオムレツなどの絵カードを見せられて、「たべもの」か「どうぶつ」かを判別させられる、といった練習をくりかえしている。
この訓練をはじめて、数ヶ月になるけれど、いまのところ、息子の分類能力は濃霧の中をさまよっている。
「たべもの」に対する感受性が比較的高いようで、カレーやオムレツ、サンドイッチなどの写真を見せると、「たべもの!」と元気に叫ぶ。自動車や家や椅子が「たべもの」でないことも、なんとか理解しているらしい。
でも、その先が、どうも怪しい。
先日は、ゾウやキリンをハンバーグといっしょに「たべもの」に分類して、得意になっていた。本人としては絶対の確信を持っていたらしい。
ゾウのハンバーグ。
そりゃ、食おうと思えば食えるだろうけど。