すばらしい作品である。
なぜすばらしいかというと、これつけると、うちの自閉症児(七歳)が、あっという間に熟睡してくれるのである。
こんな映画はほかにない。
もしかしたら、自閉症児の脳をいい具合に刺激する、特殊な波長でも出てるのではなかろうか。
子供の健康と家庭の平和を支えてくれる、かけがえのない作品である。
あんまりかけがえがないので、サントラのCDも買った。
あ、もちろん映画の中身も大好きだ。
原作よりもナイーブなバトーさんは、素子の面影を電脳に秘めて、均一なマトリクスの裂け目のこっちがわで、何かを待ち続けるのか。
ストイックな恋愛が、深夜の授乳で寝不足の脳に沁みる。
(2005年04月07日)