湯飲みの横に防水機能のない日記

色々壊れてて治療中。具合のよくないときに寝たまま携帯で書くために作ったブログです。ほんとにそれだけ。

インフルエンザ・仮面ライダー龍騎

長女さん(6歳)の幼稚園で、インフルエンザが蔓延し始めているらしい。クラス内で入院した子もいるそうだ。

 

命に関わるようなことのないよう、祈るばかりである。

 

さて、今朝は仮面ライダーとおじゃ魔女ドレミの最終回らしい。見逃さないために、朝の6時に目覚ましをかけておいた(鳴る前に起きたけど)。

 

いま、見ながらこれを書いている。


子供たちも早起きして、血吐いて死んでる龍騎の最後を神妙に眺めている。
北岡は死期を悟って倒れ、朝倉は警官隊の銃口になぐりかかって自滅。
むなしい滅びの美学で飾られた最後。死屍累々。
水底にも都がございます、てなかんじで、鏡の向こうに楽園がみえる。

子供のころ、子供向けの義経記とか平家物語とかを読んだときと、似たような気持ちになる。


死んだらおしまい。どうにもならないことというのはある。そういうことを、感覚的に読書から学んだと思う。

 

あ、でも最後の最後で、時間が全部逆行して、死屍の累々も不幸な宿命も、ぜんぶ「なかったこと」になった。そこが義経記とはちょっとちがう。大きく違う。とりかえしが、ついてしまった。

 

こういうの見て育つと、どういう感性がはぐくまれるんだろうか。
 


(2003年1月19日)

※過去日記を転載しています。