湯飲みの横に防水機能のない日記

色々壊れてて治療中。具合のよくないときに寝たまま携帯で書くために作ったブログです。ほんとにそれだけ。

歴史

「鎌倉殿の13人」(27)鎌倉殿と13人

「鎌倉殿の13人」の第27回「鎌倉殿と13人」を視聴した。 このドラマを見始めたころ、「鎌倉殿の13人」というタイトルは、選ばれた13人の御家人が、実質的に「鎌倉殿」であるという意味なのだろうと思っていた。 歴史音痴らしい誤解だったわけだけど、今回の…

「鎌倉殿の13人」(26)悲しむ前に

先週放映された「鎌倉殿の13人」第26回「悲しむ前に」を、今日になってやっと視聴。 頼朝の臨終までの息の詰まるような状況が、二日前の元総理狙撃事件に重なってしまい、ただでさえ重い場面が多い回が、尚更つらく感じられて、木曜日以前に見ておけばよかっ…

「鎌倉殿の13人」(25)天が望んだ男

だいぶ遅くなったけど、「鎌倉殿の13人」第25回「天が望んだ男」を視聴した。 建久9年(1195年)、御家人の稲毛重成が、亡き妻の供養のために、相模川に立派な橋をかけた。 稲毛重成の亡妻は北条時政の娘なので、落成供養には、北条氏の一門が集まり、同じく…

「鎌倉殿の13人」(24)変わらぬ人

「鎌倉殿の13人」第24回「変わらぬ人」を視聴した。 蒲殿こと源範頼(迫田孝也)が、曽我兄弟の仇討に乗じて鎌倉殿に成り代わろうとした罪で、修善寺に幽閉される。 それが冤罪だったのかどうかは、後の時代の人間には分からないけれども、うかつだったことだ…

「鎌倉殿の13人」(23)狩りと獲物

大河ドラマ「鎌倉殿の13人」第23回「狩りと獲物」を視聴した。 書くのが遅くなってしまったので、もう次回の放映が終わってしまっている。 nasneで録画できているはずなので、これを書き終わったら、見ようと思う。 (´・ω・`) ( _ _ ).。o○ 今回のメインだ…

「鎌倉殿の13人」(22)義時の生きる道

鎌倉殿の13人の第22回「義時の生きる道」を視聴した。 重要人物が亡くなる回が続いているけれど、今回は後白河法皇の退場回だった。 正直、あんまり悲しくなかった。(´・ω・`) でも、後白河法皇の横にずっとついていた丹後の局(鈴木京香)が、その後どうなる…

「鎌倉殿の13人」(21) 仏の眼差し

「鎌倉殿の13人」の第21回「仏の眼差し」を視聴した。 義経が死に、平泉も滅びて、やっと鎌倉にひと時の平穏が訪れるターンかと思ったのに、序盤からきな臭さ満載の回だった。 北条時政(坂東彌十郎)と牧の方(宮沢りえ)の息子が誕生したのだけど、お祝いのた…

「鎌倉殿の13人」(20)帰ってきた義経

第20回「帰ってきた義経」を視聴した。 庇護者だった藤原秀衡を頼って平泉に逃げて来た義経が、息子の藤原泰衡に裏切られて討たれてしまうということは、歴史音痴の私でも知っている。 また心の痛む回になるのだろうと覚悟していたけれど、義経が義時ととも…

「鎌倉殿の13人」(19)果たせぬ凱旋

第19回「果たせぬ凱旋」を視聴した。 頼朝と義経が完全に決裂してしまう回なので、ぐっさり心を刺される覚悟をして臨んだけれども、痛みよりも悲しみの勝る回だったと思う。 ドラマの中の義経は、無私の情愛や信頼を受け止める機会をことごとく逃しつづけ、…

「鎌倉殿の13人」(18)壇ノ浦で舞った男

先週日曜に放映された第18回「壇ノ浦で舞った男」を、一週間たった今日になってやっと視聴した。 前回「助命と宿命」での源義高の死が痛ましすぎた上に、食事や食べ物の出てくるシーンがなかったので心折れて、見る勇気を溜めるのに時間がかかってしまった。…

「鎌倉殿の13人」(17)助命と宿命

先週の日曜日に放映された第17回「助命と宿命」を、先ほど見終わった。 キツい話になるのが分かっていたから、見る勇気を溜めるのに一週間もかかってしまった。 ドラマでは、頼朝は義時に木曽義仲の息子の義高(市川染五郎)の処刑を命じていたけれど、「吾妻…

「鎌倉殿の13人」(16)伝説の幕開け(歴史音痴と大河ドラマ)

第16回「伝説の幕開け」を視聴した。 サイコパスバーサーカー義経が主旋律となって駆け回り、北条の人々の人間らしい懊悩が安定のリズムを刻み、後白河と頼朝の陰謀めいた宿願が可聴域ぎりぎりのところで薄暗い重低音を流す。そんな感じの回だった。 ドラマ…

「鎌倉殿の13人」(15)足固めの儀式(歴史音痴と大河ドラマ)

第15回「足固めの儀式」を見た。 大変に、後味の悪い回だった。(´・ω・`) 時期的にそろそろだとは思っていたし、ツイッターで「#上総介ロス」等の文字列がちらちらと目に入っていたから、覚悟はしていたけど、上総介広常の亡くなり方の無惨さは、軽く想像を…

「鎌倉殿の13人」(14)都の義仲(歴史音痴と大河ドラマ)

第14回「都の義仲」を視聴した。 「吾妻鏡」は、寿永二年(1183)の記事が抜け落ちている。 木曽義仲の快進撃や、平家の都落ちなど、源氏にとって重要な事件がたくさん起きている年なのに、それが掲載されていない。 もともと存在しなかったのか、なんらかの…

今日の一冊・白州正子「明恵上人」

お気に入り本棚の10冊目。 白州正子「明恵上人」講談社文芸文庫 明恵上人 (講談社文芸文庫―現代日本のエッセイ) 作者:白洲 正子 講談社 Amazon 奥付に「一九九二年三月一〇日 第一刷発行 一九九四年一〇月二〇日 第六刷発行)とある。 買ったのはたぶん1994…

「鎌倉殿の13人」(13)幼なじみの絆(歴史音痴と大河ドラマ)

「鎌倉殿の13人」の第13回、「幼なじみの絆」を視聴した。 幼なじみの木曽義仲に対して、色恋抜きの忠誠を誓う巴御前の生き方に深く共鳴した義時は、江間の館で暮らす八重の元に戻り、幼ないころから抱いていた、ひたむきに慕う心をまっすぐに伝える。 もは…

「鎌倉殿の13人」(12)亀の前事件(歴史音痴と大河ドラマ)

「鎌倉殿の13人」第十二回「亀の前事件」を視聴した。 時政の後妻の牧の方が、政子の権勢が自分を凌いでいくことへの嫉妬から、「後妻(うわなり)打ち」をやれとそそのかし、牧の方の兄(牧宗親)が政子の命を受けたという形で実行する。 牧の方としては、頼朝…

「鎌倉殿の13人」(11)許されざる嘘(歴史音痴と大河ドラマ)

「鎌倉殿の13人」の第十一回、「許されざる嘘」を視聴した。 長い長い治承四年が終わり、翌治承五年の一月十八日、平清盛が、以仁王を匿った奈良の東大寺や興福寺を焼き尽くす。 その同じ治承五年の閏二月四日、清盛が病死する。 閏月というのは、太陰太陽暦…

「鎌倉殿の13人」(10)根拠なき自信(歴史音痴と大河ドラマ)

「鎌倉殿の13人」の第十回、「根拠なき自信」を視聴した。 源義経は平治元年(1159年)の生まれだという。治承四年(1180年)に兄頼朝と再会したときの年齢は、二十歳ちょっと過ぎだろうから、長寛元年(1163年)生まれの北条義時より、ちょっぴり年上ということ…

「鎌倉殿の13人」(9)決戦前夜(歴史音痴と大河ドラマ)

だいぶ遅くなったけど、前回の「鎌倉殿の13人」の感想メモを書いた。 富士川の戦いで、平氏側の軍が仰天して撤退して行くまでの、頼朝周辺のさまざまな不協和音を、丁寧に見せられた回だったように思う。 坂東武者たちは頼朝の大義よりも、自分の所領を保全…

歴史音痴と大河ドラマ「鎌倉殿の13人」(8)いざ、鎌倉

第八回「いざ、鎌倉」を視聴した。 坂東武者たちと頼朝(大泉洋)の間の不協和音がどんどんボリュームアップしてくる回だったので、見ているのがしんどかった。 千葉常胤(岡本信人)は頼朝に心酔している(というか亡き義朝を重ね合わせている)様子だったけれど…

歴史音痴と大河ドラマ「鎌倉殿の13人」(7)敵か、あるいは

第七回「敵か、あるいは」を視聴した。 敵かどうか問題になったのは、上総広常(佐藤浩市)という武将。 Wikipediaの「上総広常」のページの冒頭には、 上総広常は平安末期の武将、豪族。 と書いてある。つまり、鎌倉時代には武将ではなくなっている。出番はだ…

ねこたま歴史勉強日記

こんにちは。 昨晩は、もうすぐ日本史の小テストがあるという末っ子に付き合って、一問一答の出題係をやった。 末っ子が一問正解することに、私の財布から10円が支払われるというシステムだ。 ネタ本は「山川一問一答日本史」。 山川一問一答日本史 第3版 山…

中世史の勉強……室町時代の西の方

末っ子が日本史の小テストを控えて集中的に勉強しているので、試しに「いかにも出題されそうな問題」をいくつか出してもらったけど、歴史音痴の私にはさっぱり解けない。 たとえば、こんなの。 【問題】 室町時代に、薩摩国の島津忠廉に招かれて朱子学を講じ…

万葉集メモ 大伴家持の初春の歌

ふと、万葉集を最後の方から読んでみようと思い立って、読み始めた。 読んだらメモを取らないと忘れてしまうので、順番に書いてみることにした。 というわけで、今日は万葉集(岩波文庫版)の最後に載っている、天平宝字三年(759年)の正月に、大伴家持が詠…

歴史音痴と大河ドラマ「鎌倉殿の13人」(6)悪い知らせ

第六回「悪い知らせ」を視聴した。 ほんとうに、悪い知らせの多い回だった。(´・ω・`) www.nhk.or.jp 八重という女性 伊藤祐親の娘八重(新垣結衣)は、頼朝との間に生まれた息子千鶴丸が、既にこの世にいないことを、伊豆山権現の僧である覚淵に知らされて、…

ねこたま日記

こんばんは。 なんとなく江戸時代の音楽が聴きたくて、KindleのAmazon musicで、 「江戸 音楽」 で検索したら、出てきたのはエド・シーランの楽曲だけだった。なんで? (´・ω・`) (_ _).。o○ 大河ドラマ「鎌倉殿の13人」にすっかりハマったので、予習のためにい…

ねこたま日記

こんばんは。 昨日の日記 朝からずっとzoomで授業を受けていた末っ子。 最後の時間は自習だったらしい。 zoomの自習って、どうやるのかと聞いたら、クラス全員の顔を画面で眺めつつ、それぞれ好きなことをやっているのだそうだ。 背景画像をいじってひたすら…

歴史音痴と大河ドラマ「鎌倉殿の13人」(5)兄との約束

第五回「兄との約束」を視聴した。 「吾妻鏡」で予習していたから、石橋山の戦いで「兄」に何が起こるのかは知っていたけど、キツかった。悲劇は苦手だ。(;_;) 三千の兵を率いる大庭景親に、たった三百の兵で立ち向かった頼朝勢は、あっけなく壊滅。 頼…

歴史音痴と大河ドラマ「鎌倉殿の13人」(4)

第4回「矢のゆくえ」を視聴した。 治承四年八月十七日、とうとう頼朝が挙兵する。 最初のターゲットは、野菜の嫌いなコオロギ野郎の山木兼隆(伊豆国の目代)と、野菜を粗末にするパワハラ野郎の堤信遠。 八月十七日は、三嶋大社の祭礼が行われる日だったと…