湯飲みの横に防水機能のない日記

色々壊れてて治療中。具合のよくないときに寝たまま携帯で書くために作ったブログです。ほんとにそれだけ。

眠りすぎ・リトアニアのビーツ(ねこたま日記)

こんにちは。

 

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昨夜はやたらと睡眠時間が長かった。

 

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ウォーキングをしっかりやるようになって、少しづつ眠る時間が増えてはいたけど、それでもせいぜい7時間ほどだった。

 

眠れないよりはいいけどと、10時間は寝過ぎな気がする。早起き、頑張ろう。

 

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長女さんは通院とデイケア

息子は昨日から介護施設ショートステイで、今日は帰宅日。

末っ子は自宅学習で、午後から2時間ほど塾で勉強。私大の入試が始まるまで、あと1週間。寒波が来ているけれど、雪が積もったりしないように祈っている。

 

 

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元気に歩けるようになってきたので、ウォーキングのついでに買い物をするのが楽しくて仕方がない。

 

駅前のスーパーでビーツを探したら、水煮したものが入荷していたので、さっそく購入。

 

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生のビーツは一個150円ほどだったけど、こちらは190円。だいぶ日持ちするようなので、買い置きできそうだ。

 

産地はリトアニアと書いてあった。

 

クックパッドに、「ビーツの冷たいスープ」というリトアニア料理が紹介されていた。ヨーグルトをたっぷり使って、青ネギ、きゅうり、にんにく、ゆで卵を入れるようだ。

 

ビーツの冷たいスープ【リトアニア料理】 by greenta 【クックパッド】 簡単おいしいみんなのレシピが378万品

 

美味しそう。そのうち作ってみよう。

 

 

 

 

今日の一文(一月二十四日)

 

菊池寛

 

上州岩鼻の代官を斬り殺した国定忠治一家の者は、赤城山へ立て籠って、八州の捕方を避けていたが、其処も防ぎきれなくなると、忠次を初、十四五人の乾児(こぶん)は、辛(ようや)く一方の血路を、斫(き)り開いて、信州路へ落ちて行った。

 

「入れ札」

 

 

凶悪な博徒として名高い国定忠治が「赤城の山も今宵限り」と言って、子分たちと別れて逃げ落ちる場面だけれども、「入れ札」の主人公は忠次ではなく、冴えない子分の九郎助(くろすけ)。

 

忠次に最期まで付いていく者を選ぶために、子分たちで入れ札をすることになったのだけど、九郎助は、入れ札に自分の名前を書くというズルをする。

 

結果、九郎助は一票を獲得したものの、有力な子分たちの得票には勝てず、不正を働いた後悔だけを抱えて、忠次の元を去ることになる。

 

史実では、国定忠治は地元に帰還したあと中風を患い、捕まって刑死するという。享年41。九郎助がどうなったのかは、わからない。

 

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「入れ札」は1921年に発表された作品だという。

今読んでも印象的な内容だけど、ルビがないと読めない漢字表記が多い。

 

まず「乾児」。乾いた児で、なぜ「こぶん」と読めるのか。

 

「斫り開く」の「斫」は、ここでは「き」とルビがつけられているけれども、「斫り」で「はつり」とも読み、金属やコンクリートを削り取ることを言う場合もあるのだとか。まったく知らなかった。

 

 

 

 

 

 

今日の一文(一月二十三日)

 

藤原新也

 

酔いが醒めて得をした人間はあまりいない。

 

「酔亀」

 

作者は釜山の屋台で酔ったあと、亀ばかり売っている骨董店で、木製の亀枕を買う。

 

その枕で眠ると亀の夢を見て長生きするのだという。

 

けれども酔いが醒めてから、老いを害とみなす日本で長く生きることが果たして幸せであるのかと、考え込んでしまう。

 

亀枕、おいくらだったのだろう。

 

 

 

今日の一文(一月二十二日)…中沢新一 - 湯飲みの横に防水機能のない日記

 

ぷちぷち健康日記(160回目)

今週は歩数を稼ぐだけでなく、無理のない程度に早歩きをしてみている。

 

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だいぶ体力が戻ってきているようで、このペースで歩いても、翌日に疲れが残らない。

 

記録的なら寒波が来ているらしいのだけど、早歩きしていると軽く汗ばむくらいで、寒さを感じることもない。

 

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今月に入ってからのウォーキングで、3171キロカロリーを消費している。体脂肪411グラムに相当するとのこと。

 

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グラフを見ると、末っ子の共通テストに付き合った日だけ歩数が飛び抜けていて、ちょっと笑える。

 

毎日あれぐらい歩いていたら、あっという間にダイエットを完了できそうだけど、その前に物理的に身体を壊しそう。

 

 

 

大河ドラマ「どうする家康」(3)三河平定戦

NHK大河ドラマ「どうする家康」第3回「三河平定戦」を見た。

 

 

歴史音痴なので、桶狭間の戦い今川義元を討ち取った信長が、そのまま東海地方を制圧したんだろうぐらいに思っていたけど、そんなに簡単な話じゃなかった。

 

駿府に帰れないまま岡崎城に入った松平元康(松本潤)は、三河から尾張勢を排除するようにと今川氏真溝端淳平)に命じられる。

 

けれども、今川からの援軍はなく、尾張方に寝返った水野信元(寺島進)のいる刈谷城を攻め落とせないまま、松平勢の戦死者は増え続け、疲弊していく。

 

戦死した者たちの名前を書いた紙片が読み上げられ、夏目広次(甲本雅裕)が名簿に縦線を入れていく。

 

そのなかには、死んでも死ななそうな本田平八郎忠勝(山田裕貴)の名前もあって、倒れている姿が画面に映し出される。

 

でもこの人って、確か戦で一度も傷を負わずに一生を終えたんじゃなかったっけ?

 

マンガ「信長協奏曲」では、本能寺の変の直前に、家康と一緒に信長と会っていた。

 

 

それよりずっとあとの関ヶ原の戦いでも、本田忠勝、頑張っていたような……

 

などと思っていたら、息を吹き替えして、名簿に赤字で「存命」と書き直されていた。

 

なんで倒れていたのだろう。

徹夜で戦っている最中に、寝落ちしたんだろうか。

 

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戦に勝てず、追い詰められた元康は、酒井忠次の進言によって、今川義元と同盟関係にあった武田信玄阿部寛)に助力を求めようと文を送ったものの、信玄に相手にされず、手紙を突き返されてしまう。

 

落ち目の今川氏の配下であり、自力で三河を平定することもできない元康では、信玄と対等に外交を行う資格はないということらしい。

 

……関係ないけど阿部寛武田信玄、映画「テルマエ・ロマエ」のせいで、日本にタイムスリップしてきた古代ローマ人に見えて仕方がない。

 

 

そういえば、「イケメン戦国」っていうゲームアプリに出てくる武田信玄も、「テルマエ・ロマエ」の阿部寛みたいに、現代日本にタイムワープしてたっけ。

 

 

脱線おわり。

 

八方塞がりの元康のところに、戦争相手の水野信元が、元康の母である於大の方を連れて会いにやってくる。

 

於大の兄である信元が織田に寝返って今川と敵対したため、元康の父である松平広忠は、於大と離縁することになってしまった。

 

幼い元康を残して岡崎城を去った於大は、生き別れて人質生活を送る元康に、愛情のこもった便りを送り続けていたらしい。

 

信長についた伯父を毛嫌いする元康といえども、慕っていた母に来られてしまっては、話を聞かないわけにはいかない。

 

けれども於大は冷酷な選択を元康に迫る。

 

今川に義理だてして信長に滅ぼされるか、それとも今川と妻子を捨てて信長に寝返るか。

 

元康の父広忠も、かつて三河を守るために元康を見捨てたのだと於大は言って、前夫の選択を賞賛する。

 

今川から離反すれば、駿府にいる元康の妻子や三河の者たちは、見せしめに殺されることになるけれど、於大はそんなことは取るにたらないと言い切ってみせる。

 

なんというか、肉親の情の欠如した反社会性パーソナリティでもなければ、戦国武将なんて、まともにやってられないような気がする。於大はそんな戦国の非人情に過剰適応した母親だったのだろうか。

 

なにはともあれ、嫁を孫ごと見殺しにしろと息子に命じる姑は、恐ろしすぎる。😱

 

元康はぎりぎりまで抵抗したものの、長年に渡って今川の圧政に苦しんできた三河の人々の思いに押し切られるようにして、今川と決別することになる。

 

元康の離反を知った今川氏真は激怒。

泣き叫ぶ瀬名の目の前で、三河の女たちが捕らえられ、惨殺されていく。

 

のちに瀬名は家康と不仲になるらしいけど、こんな究極の嫁姑戦争で、姑側についた夫との夫婦仲が破綻しないはずがない。

 

母に生き別れ、父に見捨てられ、信長に干渉され、父と慕う今川義元に死なれ、愛する妻子(瀬名と信康)を処刑するしかなくなる人生。

 

家康の家庭運のなさに、泣けてくる……

 

それにしても、信長の家康への執着の理由は何なのだろう。

 

幼い頃に命を助けて可愛がって(?)いるうちに、信長なりに情が移ったのか、それとも素質の良さや才能を見抜いた上で、手元に置きたいと思ったのか。

 

このドラマは、信長が家康に向ける過剰な独占欲を、どう説明するのだろう。

 

 

(_ _).。o○

 

蛇足。

 

戦死者の名簿チェックをしていた夏目広次は、夏目漱石のご先祖様だという説があるのだとか。

 

300年も時代が違えば、血縁と言ってもほとんど他人みたいなものかもしれないけど、漱石の先祖だと思うと、なんだか胃を悪くしそうな人のように思えてくる。苦労性っぽいし。

 

酒井忠次の一発芸「海老すくい」の歌詞がうまく聞き取れない。

 

銭、太刀、金、槍…だろうか。

 

元は狂言らしいけど、銭金と太刀槍が、なんで海老すくいにつながるのだろう。謎だ。

 

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そして毎度蛇足の歴メシネタ。

 

今回は、刈谷城攻めの準備で、女性たちが盛大に炊き出しをして、大きな握り飯をたくさんこしらえていた。

 

薄茶色が白米にまだらに混じっている感じなので、玄米ではなく、麦を混ぜて炊いたご飯のように見える。

 

徳川家康は若い頃から麦ご飯が好きだったらしいので、戦の握り飯も麦入りだったのかもしれない。

 

その麦ご飯っぽい巨大握り飯を、経木(きょうぎ)っぽいもので包んで、ソーセージみたいに紐でくくっていた。

 

 

近頃は全く見かけない経木だけど、日本では仏教とともに伝来して、大和時代から包装材として使われていたと、Wikipediaに書いてあった。

 

Amazonで経木を検索してみたら、「和製クッキングシート」「木製抗菌シート」「電子レンジOK」などと紹介されていた。

 

電子レンジ、OKなんだ…。

 

家康はチンしないだろうけど。