湯飲みの横に防水機能のない日記

色々壊れてて治療中。具合のよくないときに寝たまま携帯で書くために作ったブログです。ほんとにそれだけ。

コロナ療養日記(きりたんぽ・豚しゃぶサラダ)

こんばんは。

 

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一日中、だるかったけど、手の痛みなどはそれほど酷くなかった。

 

少し胸の痛みを感じたので、マッサージを頑張った。

 

昨日、内科で採血をした。いつものように血管が逃げ回ってなかなか血が取れず、結局手首の脇から取った。結果は来週の金曜に診察を受けたときに書く予定。

 

きのうの晩ごはん。

 

絶品きりたんぽ鍋。亭主作。

 

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行きつけのスーパーで、芹が大安売りだったそうで、どっさり入れてくれていた。芹は大好物。とくにきりたんぽ鍋の芹は最高。美味しかった。

 

 

夜は漫画を読んでいるうちに、自然な眠気がきたので、そのまま就寝。

 

 

今日の朝ごはん。

 

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午前中は具合が悪くてほとんど横になっていた。

 

昨日に引き続き、今日も本を読む気にならないので、kindleで映画鑑賞をして、気を紛らすことに。

 

「劇場版 幼女戦記」がAmazonプライム・ビデオで見られると気づいたので、さっそく鑑賞。

 

劇場版 幼女戦記

劇場版 幼女戦記

  • メディア: Prime Video
 

 

物語の途中からいきなり話が始まる不親切仕様なので、テレビアニメ版かコミック版でそれまでの内容を知っていないと、わけがわからないかもしれない。

 

コミック版を愛読し、テレビアニメもプライム・ビデオでざっと見ていた私は、十分に楽しめた。

 

ただ、キャラデザインは、アニメよりもコミックのほうが好みだ。デグレチャフ少佐はともかく、ほかのキャラたちがちょっと残念。

 

今日のお昼ごはんは、キャベツたっぷり小麦粉ちょっぴりのヘルシーお好み焼き。亭主作。写真撮るの忘れた。(;_;)

 

午後からは脳の元気が多少回復したので、kindle青空文庫を読んだりしながら、結局ずっと横になって過ごした。

 

 

今日の晩ごはん。

 

豚しゃぶサラダ、トマトとアボカドのサラダ、味噌汁、ごはん。亭主作。

 

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さて、寝よう。

おやすみなさい。

 

(_ _).。o○

 

 

 

 

青空文庫で伊藤野枝と内田魯庵を読んだ日記

 

朝日新聞のネット記事で、伊藤野枝が取り上げられているのを途中まで読んだ。

 

弾圧に屈せず女性のために 伊藤野枝に光「今こそ必要」:朝日新聞デジタル

 

 婦人解放に取り組み、関東大震災の混乱のさなかに28歳で憲兵に虐殺された女性活動家、伊藤野枝(のえ)に、光があてられている。弾圧や批判に屈せず女性のために論陣を張ったが、奔放な生き様に偏って見られることもあった。森喜朗氏の女性蔑視発言が議論を呼ぶなか、今こそ野枝のような存在が必要という声が上がっている。

 

ネットで全文読むには有料会員にならなくちゃいけない。あとで紙の新聞で探してみよう。

 

それはともかく、記事の伊藤野枝氏の写真が目に入って思ったのは、

 

「え? 豊田真由子氏? なんで?」

 

だった。

 

 

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ぱっと見た感じ、意志の強そうな目や口元など、豊田真由子氏とよく似ていると思うのだけど……

 

もともと人の顔を認知する力の弱い私のことだから、あまり賛同は得られないかもしれない。(´・ω・`)

 

新型コロナの流行拡大後、感染症方面の行政に詳しい豊田真由子氏がテレビ出演する機会が増えているという。

 

婦人公論のインタビュー記事があったので、読んでみたら面白かった。

 

〈独占告白〉「このハゲ~!」騒動から3年・豊田真由子「意識のあるときは、死ぬことばかり考えていた」|話題|婦人公論.jp

 

暴言スキャンダルのときには驚き呆れたけれども、猛烈なバッシングから立ち直って地道に仕事をされているのは、素直に凄いと感じる。あれほど世間で叩かれたなら、並の精神力ではもたないと思う。

 

衆議院議員の頃、息子の学校の文化祭に足を運んで、障害児教育や福祉に力を入れていくからと、バザーの売り子をしていた私にまで丁寧に握手して行かれた。あの腰が低く熱意に満ちた姿と、湯水の如くふんだんに報道されるトンデモな人物像とを整合させて、一個の人格を想定するのは、かなり難しい気がした。

 

いまは福祉関係の事業団で働いておられるとのこと。よいお仕事をされることを願う。

 

 

(_ _).。o○

 

 

伊藤野枝という人については、亡くなり方があまりにも凄惨であるのと、恋愛スキャンダルの印象が強すぎて、心情的に近寄りがたくて、著作を読んだこともなかった。

 

でも上の新聞記事が目に入り、写真がたまたま豊田真由子氏に似て見えたことなどもあって、伊藤野枝という人がどんな心情を持って生きていた人なのか、少し知りたいと感じた。惨殺に至る事情も、恋愛スキャンダルも、伊藤野枝本人の言葉で語られたものではないからだ。

 

で、少し読んでみた。

 

「成長が生んだ私の恋愛破綻」(伊藤野枝 著)

成長が生んだ私の恋愛破綻

成長が生んだ私の恋愛破綻

 

 

インターネットと青空文庫の偉大さは、どれほど褒め称えても足りないと思う。

 

これらが存在しなかったなら、病気療養中で外出のままならない書籍代絶賛節約中の私のような人間が、あっさり伊藤野枝の著作を手に取ることなど、まず不可能だろうから。

 

kindleで無料ダウンロードできるのも嬉しい。

 

短い文章なのですぐに読み終えた。

真っ直ぐな破壊力とナイーブさを合わせ持った女性だと思った。魅力も感じた。

 

男性運は……悪すぎた。

 

親の決めた縁談を蹴飛ばして結ばれた相手は、結婚した途端、知的な粗大ゴミと化した。

 

子どもが二人生まれても、貧乏で食べるものに困っても、夫は家庭に目を向けず、かといって野心もなく、鬱屈して暮らすばかり。

 

教養だけはある夫の影響で、精神的に成長を遂げた野枝は、皮肉にもその成長の結果、夫を見限る決心をする。

 

ところが離婚がきちんと成立する前に、野枝は大杉栄と出会ってしまう。

 

野枝としては付き合いを断るつもりが、逆に大杉に絆されてしまい、直情的に大杉の推奨する自由恋愛の泥沼に飛び込むことになる。

 

「成長が生んだ私の恋愛破綻」には、彼女が泥沼に飛び込んだために大杉栄が愛人に刺された事件については書かれていない。青空文庫版には発表年代がないのでわからないけど、もしかすると刃傷沙汰以前の文章なのかもしれない。

 

 

どんな一身上の過失も、自分の意志次第で立派な試練になります。

 

過失はただ、恥じたり悲しんだりするのみすべきではありません。

 

私共はむしろそんな無用な事は止めにして、その過失に対してもっと立派な研究的態度をとる事が必要です。

 

そしてその時に私共はそこから無限の力強い教訓を受ける事が出来るでしょう。

 

「成長が生んだ私の恋愛破綻」

 

 

最初の結婚を教訓とした彼女は、その後の短い人生を、どんな思いで生きたのだろう。

 

それを伝えるような作品がないかと思ってGoogle検索で探してみたら、内田魯庵大杉栄伊藤野枝について書いた文章を元にした漫画があるらしいというのがわかった。

 

その漫画を見つける前に、オリジナルが青空文庫にあるのを見つけたので、さっそく読んだ。

 

「最後の大杉」(内田魯庵 著)

最後の大杉

最後の大杉

 

 

ストレートなタイトルだ。

 

内田魯庵と最晩年の大杉栄は家が近所で、家族ぐるみの行き来があったという。

 

内田魯庵としては、大杉栄アナーキズム思想には共感せず、自由恋愛の刃傷沙汰にも反感を持っていたようだけれども、話題の豊富な大杉との雑談を楽しむこともあり、父親となってから性格が丸くなった様子には、好意を寄せてもいたようだ。

 

大杉栄との間に五人の子を生んだ伊藤野枝は、内田魯庵の目には、幸せそうな「世間並みのお母さん」に見えていたようだ。

 

「イイお父さんになったネ、」と覚えずいうと、野枝さんと顔を見合わしてアハハハと笑った。

 

「大杉の最後」

 

アナーキストの大杉には常に尾行がついていたけれど、大杉本人は身の危険を感じる様子もなく、乳母車を押してしょっちゅう散歩に出るなど、無頓着に暮らしていたらしい。

 

けれども、1923年9月に関東大震災が起きてから、状況が急変する。

 

地震のために社会不安が巻き起こり、社会主義者に対する憎悪の感情が巷に吹き荒れる中で、甘粕事件が起き、大杉栄伊藤野枝は、激しい拷問の末に惨殺される。たまたま二人と一緒にいた大杉の幼い甥も、巻き添えで殺害される。

 

事件の日の朝、大杉栄伊藤野枝が洋装で出かけていく姿を、内田魯庵の家人が見たという。二人の娘の魔子が魯庵の家に遊びに来ていて、「家のパパとママよ」と言ったというエピソードが、生々しくて辛い。

 

その悲劇の描写のあとに、フランスに洋行して収監された大杉栄の帰国費用を用意するために、伊藤野枝が駆けずり回って借金しまくったというエピソードが紹介されていて、なんだか脱力した。

 

……

 

伊藤野枝、やはり男運が悪すぎると思う。

 

見る目がなかったというよりも、先進的な思想を持つ男と恋愛で繋がる以外に、学んで人生を切り開く方法がない時代だったせいもあるのだろう。

 

でも、死に方はともかく、選んだ人生にはそんなに悔いはなかったかもしれない。

 

彼女がもしも現代に生まれていたなら、アナーキストにはならず、猛勉強して東大に入り、官僚になって弱い立場の人たちのために働こうとしたり、政治を変えるしかないと思い決めて国会議員になったりする人生を歩んだかもしれない。

 

一身上の過失を、力技で試練と教訓に変えながら。

 

 

 

 

新潮社バンチコミックスの読み放題祭りの怪(kindle)

kindleストアを開いたら、「新潮社バンチコミックス読み放題祭り」というコーナーがあった。

 

バンチコミックというと、「死役所」(あずみきし 著)が連載されている雑誌。

 

「死役所」は、いま確認したところ10巻目まで読み放題になっていて、私もそこまで読んだ。

 

死役所 1巻 (バンチコミックス)

死役所 1巻 (バンチコミックス)

 

 

死んだ人が成仏の手続きをする「死役所」。

職員は全員、死刑で死んだ人。

受付をした人の経歴や死因が明かされて、最後にその人の思い出のアルバムが提示される。

 

読むとものすごく暗い気持ちになるのに、読みだすとやめられなくなる、困った漫画だ。

 

そういえばドラマ化されたのだったか。

 

 

死役所 DVD-BOX

死役所 DVD-BOX

  • 発売日: 2020/04/03
  • メディア: DVD
 

 

見たいような、見たくないような。

 

(´・ω・`)

 

 

ほかの作品も眺めてみた。

 

「クマ撃ちの女」(安島薮太 著)

クマ撃ちの女 1巻: バンチコミックス

クマ撃ちの女 1巻: バンチコミックス

 

 

北海道の女性ハンターと、同行取材するライター(男性)の物語。

 

ライター視点でのルポルタージュ的な作品なのかと思って読み始めたのだけど、そうじゃなかった。そして、すごく面白かった。

 

狩猟どころか山歩きの経験も乏しい若いライターが、街の日常とはかけ離れた狩猟の世界に巻き込まれ、凄まじい体験をする。

 

いきなりシカの解体に立ち会わされたり。

 

クマに襲われかけたあと、そのクマを捌いて運ぶ手伝いをしたり。

 

クマ撃ちに成功したハンターの最高にハイな状態に巻き込まれたり。

 

撃った獣を料理して、美味しく食べたり。

 

現代日本旭川の話なのに、描写がリアルになればなるほど、異世界冒険ラノベを読んでいるような気分になるのが不思議だった。

 

現在、2巻まで読み放題になっている。

 

ものすごく続きが読みたいけど、書籍代節約のため、しばらくお預けだ。(;_;)

 

 

「ミトコンペレストロイカ」1巻(まん○画太郎 著)

 

突き抜けて下品で残忍な光景が、ものすごく丁寧に、繊細に描かれていて、まずそのことであっけにとられる。

 

しかもその丁寧に繊細に描かれた特大下品なエピソードを、鼻かんだ紙みたいにあっさり放って、次の話に移ってしまう。

 

そしてまた突き抜けた下品と残忍が、繊細に丁寧に繰り広げられていく。

 

あらすじを説明する勇気はないので省略。

 

それはともかく、作者名を見て、二回くらい目をこすった。

 

まん○画太郎

 

なんか、怪しい伏せ字みたいになっている。

 

こういうお名前ではなかったような……

 

もしや別人なのかと思ったら、冒頭に説明があった。

 

お詫び

 

 今まで私はバカには理解されなくていいというスタンスで星のように尖って生きてきました。

 

 しかし昨今の若者はゆとり教育スマホ変換のせいで頭の回転がやたら鈍く、漢字もろくに読めないバカばかりです。これでは私の漫画が売れるはずがございません。

 

 そこで私は、これまでの考えを悔い改め、これからは満月のように丸くなってバカでも理解できる漫画を描こう、そう決心し、そのいましめとしてペンネームの☆を○に変えました。

 

 さらに「漫」という漢字も平成生まれの変換ゆとりバカにはちょっと難しいので平仮名に変えてあげたよ。

 

  ありがたく思え、バカヤローーーーーッ!!

 

 

  まん○画太郎

 

 

すごい理由でペンネームが変えられていた。

 

平成生まれって、そんなに漢字読めないかな。

 

四阿、膂力、陞爵、破落戸……昭和の生まれだけど、恥ずかしながら、ラノベで読み方を知った言葉が結構あったような……いや、そう多くもなかったか。

 

漢字力は、まん○画太郎氏の作品を理解する能力と、何か関係あるんだろうか。なんかもっと別の脳の働きを求められてる気がするけど、頭の回転が鈍いので、よく分からない。

 

そういえば、漫☆画太郎原作の映画「珍遊記」も、凄かった。松山ケンイチがずっと鼻ほじってた気がする。

 

珍遊記

珍遊記

  • 発売日: 2016/08/03
  • メディア: Prime Video
 

 

残念ながらあまり笑えなかったけど(たぶん頭の回転が鈍いせいだ)、忘れられない映画ではある。

 

 

「ほぼほぼほろびまして」(吉沢緑時 著)

 

シリーズの1巻目だけ、読み放題になっている。

 

脱出系ホラーサバイバル、というのだろうか。

 

人類のほとんどがゾンビっぽい化け物になってしまった日本で、ものすごく普通そうに見える父娘が、巧みに生き延びている。

 

日常と非日常の混ざり具合がおかしい。

 

救いのないスプラッタな光景のなかで、きれいな顔で微笑んでいる若い父親が、飛び散る肉片などより、よほど気持ちが悪い。

 

父娘は化け物がいない離島を目指して支度をしているらしいけど、この世界の未来に希望があるとは、とても思えない。一体どうなるんだろう。

 

 

……

 

もっとほかの読み放題作品を見ようと思ってkindleストアに戻ったら、「新潮社バンチコミックス読み放題祭り」のコーナーが、消えてなくなっていた。

 

謎だ。

 

 

 

 

 

 

コロナ療養日記(胃痛、エルトン・ジョン、なんとなく橋本治)

こんにちは。

 

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ここ数日、朝起きると胃が痛い。

朝食はとれるし、昼くらいにはおさまるので、あまり気にしていないけど、続くと地味につらい。

 

ここのところきっちり撃退していて出番のない偏頭痛が、活躍の場を求めて胃に回ってきたのか。

 

そんなわけないか。(´・ω・`)

 

 原因不明なので、とりあえず新型コロナストレスのせいにしておく。

 

 

昨日の晩ごはん。

 

豆ご飯、野菜と豆腐の味噌汁、唐揚げ(冷凍)、漬けタマネギ(正式な名前を知らない)、かぼちゃの煮物、にんじんのぬか漬け、りんご。亭主作。

 

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美味しかった。とくに豆ご飯とたまねぎ。

 

夜はシャーロック・ホームズの続きを読む合間にラノベと漫画を読んだり(合間のほうが長い気がするけど気にしない)、iPadでゲームアプリしたり。

 

きょうの朝ごはん。

グラノーラと、牛肉とトマトのスープ。亭主作。

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食後はしんどくて布団に逆戻り。

 

映画

 

具合の悪いのをやり過ごすのには物語が一番いい。

 

頭が疲れて本を読めないときでもゲームはできる。

 

本もゲームも無理なときは、何かちょっと書いたりすると気がまぎれる。

 

本もゲームも書き物もキツい時には、普段は苦手な動画が楽しめることがある。Amazonプライム・ビデオで映画を少し見たりすると、書き物の意欲が復活することが多い。多分、映像が脳を少し元気にするのだろう。

 

何もできないと、詰む。😱

 

 

今朝は読み書きもゲームも無理だった。

 

鬱々としたまま寝ているのは耐えられないので、気乗りしなかったけど、Amazonプライム・ビデオのアプリをiPhoneで開いたものの、見たいと思えるものがない。

 

おススメされている「ロケットマン」という作品を、予備知識ゼロの状態で見始めたのだけど…

 

 

始まって15分ほどで涙腺が決壊した。

 

 

ロケットマン (字幕版)

ロケットマン (字幕版)

  • 発売日: 2019/11/27
  • メディア: Prime Video
 

 

機能不全家庭で育った少年が、両親の冷たい諍いから目をそらしながら、

 

I want love but it’s impossible

 

と口ずさむ。

 

すると、父と母、祖母が、続けて歌いだす。

 

けれども歌声はバラバラで、大人たちの視線は決して少年には向けられない。誰も愛さず、愛されない家。

 

やがて両親は離婚し、別々に家庭を持って幸せになるけれど、少年の居場所はどこにもなかった。

 

 

エルトン・ジョンの曲は知っていても、その人生についてはほとんど知らなかったし、顔もすぐには思い浮かばないほどだった。

 

溢れるような才能と、あっという間に人の心をつかむ魅力。

 

パッとしない容姿を派手な衣装とパフォーマンスで覆い隠して、記録的な大ヒットを連発して大金持ちになったのに、自分の邸宅で開かれた豪華なパーティにも居場所のない人。

 

映画は、エルトン・ジョンが薬物やアルコール依存症から立ち直るために参加したグループセッションらしきところで、メンバーに過去を語るという形で進んでいく。

 

半分までみたことろで、買い物から帰ってきた亭主に、お昼ごはんに呼ばれた。

 

 

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スーパーで買ってきてくれたお寿司と、菜の花のおひたし。ゆうべのかぼちゃの煮物。

 

満足。

 

食後は「ロケットマン」の続きに戻った。

 

過去の自分を見つめ直すグループセラピーが進むにつれて、エルトン・ジョンは奇抜な舞台衣装を体から取り去って、気負いのないシンプルな普段着に着替えていく。

 

そこに、少年時代の彼を思う様に傷つけた家族たち……実の両親と祖母の幻影が現れる。

 

息子を決して認めない冷たい父と、自分の不幸を息子のせいにする母親、孫の才能は褒めても心に目を向けることのない祖母。

 

内面の虚無の元凶だった彼らと決別し、ありとあらゆる依存症漬けだった人生を立て直したところで、映画は終わる。

 

買い物依存症だけは治らなかったという。

大金持ちだから、あまり問題はないのだろうけど、最愛の人と結婚して子どもに恵まれても、どうしても埋められない孤独が残ったのだろうか。

 

見終わったところで、エルトン・ジョンの人となりが、作家の橋本治に似ているような気がした。ジャンルは全く違うけれども、突き抜けた才能と、人を魅了する力、孤独すぎる内面……そんなところが、とても似通っているように感じたのだ。

 

そういえば、橋本治の「双調 平家物語」、まだ再販されてないのだろうか。亭主が紙の本で買うというので、ずっと待っているのだけど。

 

 

もうkindle本で買っちゃっていいかな……。

 

コロナ療養日記(おでん、漬けタマ鯖キャベ丼、妄想上の甘い麦茶)

こんにちは。

 

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ふにゃもらけのバレンタインデーイベントが、昨日(だったかな)終わった。しばらくのんびり遊ぼう。

 

 

昨日、末っ子のPCR検査の結果がわかった。

陰性だった。軽い風邪だったのだと思う。

 

というわけで、末っ子は今日から登校再開。

zoom授業は板書がよく見えなくてめんどくさかったそうで、「学校行ったほうがマシだ!」と言っていた。

 

とばっちりで仕事を休んでいた長女さんも、今日から出勤。

 

息子も元気に通所していった……と思うのだけど、寝起きの具合が悪すぎて、ちゃんと顔を見てやれなかった。

 

 

健康観察メモと日録

 

ここのブログに歩数の話を書くことがあるためか、Dドコモのヘルスケア関連のGoogle広告が頻繁に入るようになった。

 

↓これ

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たくさん歩いたり、何か運動したりすると、少しづつドコモポイントを稼げるという、有料サービスらしい。

 

ちょっと心引かれるけど、いまこんなのを始めたら、絶対無理する自信があるので、手を出さないことにする。

 

 

 

きのうの晩ご飯。

 

おでん、ぬか漬け。亭主作。

ほかにバナナヨーグルトもあった。

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美味しすぎたので、夜寝る前にも、ちょっと食べた。

 

就寝時間は12時過ぎくらいだったと思う。

 

なんだか夢見が悪かった気がするのだけど、何も覚えていない。

 

 

そして、昨日に引き続き、今朝も不調。

全身がギシギシで、油ぎれしたロボット状態。

 

右手を身体の下に置いて寝ていたらしくて、目が覚めたら、右手だけ、とんでもなく痛かった。

 

痛みは次第に薄れてはきているけれども、午後3時を過ぎても結構痛い。軽い痺れ感もある。

 

身体の下に置いていただけで、なぜこんなに痛みが残るのか。痛みの起きるメカニズムが知りたい。

 

昨日とちがって、指のこわばりはそんなになかった。痛みとこわばりは、違う理屈で起きているのだろう。

 

新型コロナの後遺症なのか、ひどくなった更年期障害なのか、もはやよく分からない。

 

 

朝ごはんは、野菜と鶏肉の牛乳煮(亭主作)だったのだけど、写真撮るの忘れた。(;_;)

 

食事して、朝の薬を飲んだあとも、あまりにもつらいので二度寝を決行。短時間だけど、目が覚めたら少し楽になっていた。

 

お昼ごはん。

 

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キャベツの千切りの上に鯖缶を乗っけて出汁に漬け置いたたまねぎを添えたもの……名付けて漬け玉キャベ鯖丼、昨日のおでんの残り。全部亭主作。

 

たまねぎの漬け置きは、抗酸化・抗炎症食品を求める私のリクエストを受けて、亭主がネットでレシピを見つけて作ってくれたもの。子どもたちにも大人気なので、我が家の常備菜になりそうだ。

 

私もなにかレシピを探して、具合のいい時に作り置きしよう。

 

未来日記

 

元気になった自分を詳細に想像する日課の、2日め。

 

今日は、中断してしまった古典関連の記事の続きを書いているところを思い描いてみた。

 

夏ぐらいには、パソコンで読み書きできるようになっていたいな。好物のアイスコーヒーやアイスティなど飲みながら。

 

なんて思っていたら、ふと、飛鳥時代奈良時代の、水やお酒以外の飲み物のことが気になった。

 

お茶の伝来は、たしか平安以降のはず。

 

それ以前にくつろぎのひとときで活躍したのは、どんな飲み物だったのか。

 

ちょっと調べたら、大麦の伝来は縄文時代末期だそうで、麦湯、麦茶は、かなり古くからあったようだ。

 

砂糖の生産が普及する以前は、あまづる(甘葛)のシロップが主な甘味料だったようだけど、それで甘い飲み物などを作ることもあったのではなかろうか。

 

ちなみに、麦茶に砂糖を入れて甘くする風習は、いまも日本の各地に残っているようで、私も甘い麦茶を飲んで育っている。

 

もしかすると、万葉集歌人たちも、甘い麦茶を楽しんでいたかもしれない。

 

夏になったら、作ってみようかな。