読書アプリの「ピッコマ」で、「辻占売」という漫画を読んでいる。
この漫画はたしかAmazonの読み放題にも入っていたはずだけど、シリーズの短編集という感じで、扱われているテーマも重いものなので、一気に読むより、1日1話のペースで味わうほうが向いている気がする。
今日読んだのは、「むぎこがし」をお供えして祈ると、咳を治してくれるという神さまが、母親の虐待で殴り殺されそうになっている子どもを救うお話だった。
「むぎこがし」は、大麦などを煎ったもので、スーパーなどでは、まず見かけない。
でも昭和の四十年代までは、「こうせん(香煎)」という名で、近所のスーパーにも置いてあったと記憶している。
小学生のころ、読んでいた民話集のなかに、子どもたちが「こうせん(香煎)」をおやつにもらって食べていた、という話がいくつもあって、どうしても「こうせん」を食べてみたくなって、親に頼んで、一度だけ買ってもらったことがある。
いまもあるのだろうかと思って、Amazonを検索してみたら、売っていた。
はったいこ、ともいうのか。
知らなかった。
これ、子どものころに買ってもらったときは、民話集のなかの子どもたちと同じように、そのまま食べていたけど、もしかしたら、料理につかうなどして、加工して食するものなんじゃなかろうか。
あとで調べてみよう。
そういえば、「香煎」でAmazon検索すると、こういうものも出てくる。
ミシッカル、ミスカルとも表記するようだ。
木ノ実や穀類などがたくさん入った飲み物で、韓国では女性の身体にいいと言われて人気なのだという。
学生のころ、同じ研究室の韓国人留学生の方々が、よくお土産に持ってきてくれたもので、私は大好きだった。
また飲みたいなあと思いつつ、入手の機会がないまま過ごすこと、三十年。(Amazonで探す、という発想がなかったのが、我ながら不思議だ)
K-POPが大好きなうちの次女が、先週、韓国系グッズのお店にいったついでに、長芋入りのミスカルをみつけて、買ってきてくれた。
親に溶かして飲むと、とても身体があたたまる。