六時起床。
起き上がるとき、関節の痛みがひどくて参った。夜のうちに冷えたのかもしれない。
やたら暑かったかと思うと、急に冷え込んだり、今年の気候は忙しい。
今年に入ってずっと、歯茎の腫れが続いていて、歯周病予防の歯磨き粉など使って念入りに歯磨きしても、どうしても出血がとまらない箇所があったので、「デントヘルス」(ライオン株式会社)という塗り薬を買ってきて使っていたら、きっちり腫れが引き、出血も完全に止まった。というのを前にも書いたかどうか忘れたので、自分の備忘録として書き留めておく。
長生きできるかどうか分からないけど、最期まで、できるだけ自分の歯を使い続けたい。
一度失ってしまった健康を取り戻すのは、ほんとうに難しい。
そのことを、二十年前の自分にくどいほど教えてやりたいところだけども、不可能なことだから、いま出来ることはちゃんとやりたい。
( _ _ ).。o○
万葉集を一週間に一首くらいのペースで読んで、ここに駄文を書くことで、脳の健康を回復しようという、よくわからない試みの二回目。
今回は、巻第一の冒頭にある、雄略天皇のナンパ(?)の歌である。
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泊瀨朝倉宮に天の下治めたまふ天皇の代
大泊瀨稚武天皇(はつせのわかたけのすめらみこと)
籠もよ み籠もち ふくしもよ みぶくし持ち
この岡に 菜摘ます児 家聞かな 名告らさね
そらみつ 大和の国は おしなべて 我こそ居れ
しきなべて 我こそいませ
我こそば 告らめ 家をも名をも
(万葉集 巻第一 雑歌 小学館「日本古典文学全集」より引用)
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この歌を読むたびに現代風にリライトしたくなる。
そういう人は、きっと多いはずだ。
なにしろ、血の気が多くて常に何かに飢えているような、超セレブの俺サマ男が、良家の可憐な美少女に一目惚れして、いきなり結婚を申し込むという、ハーレクインさながらな場面である。
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なあ、そこのガーデニング中のお嬢さん。
君のそのバスケットは、プラダの新作かな?
さりげなく持っているスコップも、匠の名品だよな。
見ない顔だけど、名前は? どこに住んでる?
このブランドエリアの丘にある菜園にいるってことは、俺も知ってる家の娘だろうけどな。
そんなに怯えるなよ、お姫様。別に取って食おうっていうわけじゃない。
ちょっと妻になってもらうだけだから。
あ? イヤだ? お前、俺を知らないのか。
なら俺から名乗ってやるけど、俺より偉いやつはここの国にはいないんだぜ。
国が平和なのも豊かなのも、ここにこうして俺様がいるからだ。
って、逃げるなって。
おい、誰かあの娘を捕まえてこい!
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ブランド物に疎いので、プラダのバスケットがいくらぐらいするものなのか(そもそもプラダのバスケットが実在するのか)分からなかったので、ググって調べて目が飛び出た。
これ持って土いじりする勇気は持てそうにない。