湯飲みの横に防水機能のない日記

色々壊れてて治療中。具合のよくないときに寝たまま携帯で書くために作ったブログです。ほんとにそれだけ。

朝の日記を今頃投稿

今朝の健康観察日記

 

膝の裏、肘の裏、肩甲骨の間などを、貼るカイロでせっせとあたためつづけている。

 

立ち上がるときの膝の痛みは半減。

目のかすみや痛みは、ほぼ全快。

手のこわばりと痛みは、さすがに根深いようで、改善が遅いけれども、朝の家事にはほとんど支障はなくなった。

 

あたためるって、ほんとにすごい。

 

 

アニメ

 

 

のシーズン1と2を、Amazonプライムビデオ(見放題)で全編見終わった。

 

 


「昭和元禄落語心中」アニメ第一期“与太郎放浪篇”ダイジェスト映像


TVアニメ「昭和元禄落語心中」PV① rakugo shinju animation PV1

 

 

原作コミックの大ファンなので、アニメを見るのはかなり勇気がいったけれども、近頃は見てがっかりするアニメが少ないようなので、思い切って視聴。とてもよかった。

 

シーズン1は、与太郎の出番が少なく、助六とみよ吉の死ぬところまでがメインになっていて、原作同様、つらかった。助六が最後に芝浜をやるところは、このあとすぐに死んでしまうのだと思うと、その不幸の度合いのすごさにめまいがしそうになる。

 

その真っ暗な不幸を救ってくれるのが、命を賭した芸の世界の象徴である死神であり、死後の世界、あの世だというのが、この作品のすごさだとも思う。シーズン2のエピソード10で八雲が他界し、エピソード11で、三途の川の手前の街で死んだ助六やみよ吉、焼け落ちた寄席と再会。人生の悔恨も苦しさも、すべてがほどけて、八雲は三途の川を渡っていく。

 

アニメではわりとあっさり描かれていたけれど、原作コミックでは、助六とみよ吉の亡霊が何度も八雲と小夏の前に現れて、彼らを苦しめつづけるので、あの世での再会(オチ)がなければ、どうしても苦いものが残っただろうし、八雲もまっすぐに極楽へは行けなかっただろうと思う。

 

こういう物語を見ると、人が死後の世界を求める理由が、なんとなく分かる気がする。

 

 

昭和元禄落語心中(1) (ITANコミックス)

昭和元禄落語心中(1) (ITANコミックス)

 

 

 

 

マンガ

 

小西明日翔の新作を読んで見た。

 

 

 

関西の極道の娘が、東京の極道の孫息子と付き合うことになり、東京の屋敷で同居することに。孫息子はかなりのイケメンで、しかも全く極道らしくない普通の高校生……に見えたのだけど、次第に薄気味悪い正体が見えてくる、というお話。

 

楽しいお話ではない。

孫息子の人間性の壊れっぷりは相当なもので、ヒロインは出会って早々、自分の腎臓を片方四百万で売り払うことになる。人間が屑肉のように扱われる裏社会では、本人も含めて、彼女の身体や命を大事に思うものがどこにもいない。そういうろくでもない経緯があっけらかんとした絵柄で描かれているので、一層気持ちが悪い。あんまり読みたくないけど、続きは気になる。

 

思えば前作「春の呪い」も、主要人物の孤独や家庭の異様さ、人間性の欠落っぷりが気になって、最後まで読んでしまったんだっけ。