湯飲みの横に防水機能のない日記

色々壊れてて治療中。具合のよくないときに寝たまま携帯で書くために作ったブログです。ほんとにそれだけ。

晴れた空の土曜日

今朝の健康観察日記

 

朝六時に携帯のアラームで目が覚めた。

うわっお弁当作らなきゃと思って慌てて起きようとしたけど、身体が金縛りにあったみたいに動かない。ギシギシ。しかも冷えてる。

 

どうしようかと思ったけど、考えてみたら今日は土曜日だった。学校もお弁当もない。安心して二度寝に突入。

 

 

 

ドラマ

 

 

ゆうべ寝る前に、Amazonプライムビデオで、SFドラマを少し見た。

 

 

 

フィリップ・K・ディックのエレクトリック・ドリームズ。

 

Amazonビデオで、いま全編見放題になっている。

最初の三本を見た。

 

現実よりも不幸な仮想現実に魅了され、自分にふさわしいのはそちらだと信じて、現実世界に戻ることを拒否した女性の物語である「真生活」。

 

 

核戦争で人間社会が破壊された世界で、無人の自動工場が無限に製品を作り続けてドローンで配達してくる。残り少ない人間たちの集落は、自動工場の撒き散らす環境汚染と、使い道のないままゴミの山となっている製品に苦しめられて、風前の灯となっている。そこで人間の革命家たちが自動工場を破壊する作戦を実行するのだけど、そこで明らかになったのは、この世界には人間など一人もいないという現実だった……「自動工場」。

 

水資源の枯渇した未来の地球では、宇宙船で他の星から水を運んでこなくてはならなかった。けれども水のある星には原住民がいて水源をまもっているため、水の採取には激しい戦闘を伴った。その戦闘を生き延びて、水を持ち帰った宇宙船の乗務員が、帰還後、様子がおかしくなった。元は冷酷で陰険な男だったのに、まるで別人のように思いやり深い愛妻家になってしまったのだ。乗務員は、船を襲った原住民に人格を乗っ取られたものと見なされ、裁判にかけららるけれども、彼は共犯を疑われた妻を守るために、自分の処刑を受け入れようとする。その自己犠牲の精神から、彼は人間であると認められるけれども……「人間らしさ」。

 

どの話も、真実が見えないように隠されていて、見ている私も登場人物たちと一緒に迷宮に取り込まれたかのような気持ちになる。

 

 

救いのない未来社会ばかりでてくるのに、どれもどこか古風で、なぜだか引き込まれる。

 

先日見た「コングレス未来会議」や「ゴースト イン ザ シェル」と、雰囲気が重なるところがあった。街中に巨大な立体画像の広告を浮遊させるセンスは、未来社会の定番イメージなんだろうか。いつか現実化したら、ちょっと嫌だな。