咳がおさまってきたら、今度は頭痛と胃の気持ち悪いのが始まった。いつまで続くのかな、この風邪。(;_;)
あさのあつこ「バッテリー」をよんだ。
Kindle版の第1巻が、読み放題に入っているので、いい機会と思ってダウンロードしたら、面白くて、あっという間に読み終わってしまって。
主人公の巧は、極端な天才性と精神的な未熟さのために、そこにいるだけで、身近な人々を傷つけてしまう。自分を理解しない大人を厭い、都合よくコントロールしようとする大人を拒絶し、野球をしたいという自分の意志を妨げる存在を切り捨てて顧みない。巧の前では、物事の本質から逃げている大人たちは面目を失いがちだが、中でも母親は容赦なく不完全さを暴かれる。
まるで星一徹抜きで勝手に一人で成長した星飛雄馬みたいだ。つまりほとんど化け物なのだけど、野球が巧を成長に必要な出会いへと導いていくようだ。
虚弱な弟である青波の底知れなさからも、目が離せない。続きもちょっとづつ読んでみよう。