こないだの日曜日、高熱出して寝てたら、緊急地震速報の音が、どこかでいきなり鳴り響いた。
これ。
「うわ地震くる!??」
「私の携帯鳴ってないよ!」
「誰の携帯よ?!!」
「テレビでもない!」
「あれ、これって外じゃない!!??」
ベランダ窓をガラッとあけたら、大音響のあの音とともに、避難訓練開催のご案内が、アナウンスされてた。
「あー、そういえばそうだった。今日、町全体でやる日なんだよね…」
私は体温計持って布団に逆戻り。
他の家族たちも、各々持ち場へ。
しかしあの音、ほんとに怖い。 心がぞわりとする。
経験に裏打ちされた怖さだ。
東北の震災から6年経っても、体の芯に怖さが染み込んでる。
我が家のあたりは震度五強で済んだし、被害は本棚が盛大に雪崩たのと、クローゼットの扉の蝶番が折れただけ。
それでも怖かった。
被災地の方々の受けた思いは想像を絶する。
考えてみたら、あの緊急地震速報の音が人生最後に聞く音楽になることも、ありえるわけだ。
なんかそれ、嫌だな。。。
(´・ω・`)
と思った人が多かったからかはわからないけど、緊急地震速報の音をアレンジしてる人が何人かいるようだ。
これはこれで、怖い。でも緊張感は目減りしてる。
オーケストラの緊急地震速報。すごすぎて、ゴジラとか出る感じ。地震だけでいい。ゴジラいらない。
ほかにもいくつかあったけど、アレンジが加わると、怖さはそのままでも、得体の知れない不安感はだいぶ減るように思う。
補足されたフレーズが、物語っぽい背景を連想させるからかもしれない。これから始まるRPGみたいな。
オリジナルの音は、日常的な時間の流れを剥ぎ取られて、サイズの知れない危機の渦中に放り込まれるぞという、純粋な合図なのだろう。
生きてるだけで、おぞましい危険に常に脅かされてるのと変わらない、なんて絶望的感覚に陥るのは、鬱その他の持病がちょい悪状態だからか。いかんいかん。
数日、処方薬の服用サボったから。。。
でも四十度超えてオエオエいってるとき、とても処方薬は飲めなかった。飲んでもたぶん吐いたろうし。
なんにせよ、早く、体調戻さないと。
やれやれ。