湯飲みの横に防水機能のない日記

色々壊れてて治療中。具合のよくないときに寝たまま携帯で書くために作ったブログです。ほんとにそれだけ。

ねこたま日記(4月16日)

こんにちは。

 

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台風みたいに風が強い。

 

(_ _).。o○

 

感染性胃腸炎なのか風邪なのか分からないけど、亭主以外の家族に頭痛、発熱、腹痛、嘔吐をもたらした何かは、ほぼ終息したようだ。

 

末っ子(19歳・ADHD)は、まだすっきりしない様子だったけど、新学期早々に必修の講義を欠席したくないと言って、頑張って大学に行った。

 

長女さん(27歳・ASD)は、先日体験入所したグループホームについて、ケアマネさんと話し合いをするために、亭主と一緒に出かけた。

 

今回、入所中に胃腸炎をくらってしまい、少々残念な体験になってしまったこともあり、あと何回かショートステイをしてみてから、今後のことを決めることになったそうだ。

 

息子(26歳・重度自閉症)にも、居住型施設への入居の話が来た。近隣の施設は待機人数がすごいことになっているそうだけど、ショートステイは可能なので、お試しで体験入所しながら将来の住まいを模索することになりそうだ。

 

(_ _).。o○

 

長女さんと末っ子は、遠からず独立することになるだろう。

 

生活全般に介助の必要な息子と、いまと同じように一緒に暮らせるのは、親である私たち二人のどちらかが動けなくなるまで。

 

亭主と私は同い年。

八年後には七十代になっている。

複数の病気のリスクを抱えている私が、いつまで保つかは、分からない。

 

うちのいまの家族の形は、たぶん数年以内に終わる。

 

大切なものが砂になってさらさらと手からこぼれ落ちていくような、やりきれない寂しさを感じるけれど、どうしようもないことだから、飲み込んで進んで行くしかない。

 

 

若い人たちの未来が、明るいものであることを祈るばかりだ。

 

 

 

(_ _).。o○

 

 

スーザン・ソンタグ「隠喩としての病」がAmazonから届いていたので、少しずつ読み始めている。

 

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備忘録がわりに、気になった箇所をX(旧Twitter)に書き取りながら読んでいたのだけど、何度か書き込んでから、著者名を全部書き間違えていることに気がついて、がっかりした。

 

 

❌スーザン・ソンダク

⭕️スーザン・ソンタグ

 

老眼が憎い(;_;)。

 

 

 

 

 

 

ねこたま日記(4月14日)

こんにちは。

 

Skypeに搭載されているAIのBingさんに、「姉御肌のスーザン・ソンダク」の絵を依頼してみたら…

 

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なぜか、和洋印度入り混じった美女を描いてくれた。

 

 

(_ _).。o○

 

今日の教会学校は、使徒行伝で、ペトロとヨハネが、生まれつき足の不自由な物乞いの男性を治癒したあと、司祭長たちに捕まって、伝道をやめるように脅されるくだりだった。(使徒言行録 第四章)

 

あなたがた家を建てる者に捨てられたが、隅の親石となった石

 

ペトロは、十字架にかけられたイエスをこう呼んだ。

 

この一節は、旧約聖書詩篇118章に出てくる。

 

家を建てる者の退けた石が隅の親石となった。

これは主の御業

わたしたちの目には驚くべきこと。

 

旧約聖書 詩篇118-22 ,23

 

この章は、おそらくは周辺国との戦争で辛酸を舐めて生きながらえた、イスラエルの為政者が書いたもののように思う。

 

国々はこぞってわたしを包囲するが主の御名によってわたしは必ず彼らを滅ぼす。

彼らは幾重にも包囲するが主の御名によってわたしは必ず彼らを滅ぼす。

蜂のようにわたしを包囲するが茨が燃えるように彼らは燃え尽きる。

 

詩篇118-10,11,12

 

教会から帰って、X(旧Twitter)を開いたら、「第三次世界大戦」がトレンドワードの一番上に来ていて驚いたのだけど、スパムばかりが目について、オリジナルの発言がさっぱり分からない。

 

BBCの報道を探してみたら、イランがイスラエルに向けて色々と撃ち放ったという記事があった。

 

イラン、イスラエルにドローンやミサイル発射 米軍が一部撃墜 - BBCニュース

 

一部引用。

 

イスラエル国防軍のダニエル・ハガリ報道官は日本時間9時過ぎの時点で、イランがイスラエルに発射したドローンやミサイルは200以上だとテレビ放送された声明で明らかにした。

 

イランの革命防衛隊は声明で、この夜の攻撃は、在シリアのイラン大使館攻撃を含むイスラエルによる「度重なる犯罪」に反撃するものだと追認。作戦名は「真の約束」作戦だと明らかにした。

 

「真の約束」という作戦名の由来か気になる。

 

ペルシャ語で、「ワアダ サディク」というらしい。Wikipediaに、すでにこの作戦のページが出来ていて、日本語訳を表示させたら、「 وعده صادق」に、「 ワアダ・サディク」という音を当てていた。

 

(_ _).。o○

 

ベッドの上の積読本(未読&読みかけ)を整理しようと思い立ったのだけど…

 

 

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量が多すぎた。

 

ベッド上から移動すると、あっという間に散逸して、読もうとしたときに見つからなくなる可能性が高い。

 

だけど、こんなに本が乗っている状態は狭すぎてつらい。

 

ベッドから撤去して、なおかつ散逸を避けるためには、散逸防止用のバッグか箱でも用意するしかない。

 

大きめの本入れバッグ、買おうかな。

 

 

 

ねこたま日記(4月11日)

こんにちは。

 

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Skypeに入っているAIのBingさんに、「人間失格」をテーマに絵を描いてと依頼したら、上のような意匠の絵を三枚、描いてくれた。

 

太宰治人間失格」(青空文庫版)は、ある男が写っている三枚の写真についての描写で始まる。

 

三枚目の写真についての箇所を引用する。

 

もう一葉の写真は、最も奇怪なものである。まるでもう、としの頃がわからない。頭はいくぶん白髪のようである。それが、ひどく汚い部屋(部屋の壁が三箇所ほど崩れ落ちているのが、その写真にハッキリ写っている)の片隅で、小さい火鉢に両手をかざし、こんどは笑っていない。どんな表情も無い。謂わば、坐って火鉢に両手をかざしながら、自然に死んでいるような、まことにいまわしい、不吉なにおいのする写真であった。

 

奇怪なのは、それだけではない。

 

その写真には、わりに顔が大きく写っていたので、私は、つくづくその顔の構造を調べる事が出来たのであるが、額は平凡、額の皺も平凡、眉も平凡、眼も平凡、鼻も口も顎も、ああ、この顔には表情が無いばかりか、印象さえ無い。特徴が無いのだ。たとえば、私がこの写真を見て、眼をつぶる。既に私はこの顔を忘れている。部屋の壁や、小さい火鉢は思い出す事が出来るけれども、その部屋の主人公の顔の印象は、すっと霧消して、どうしても、何としても思い出せない。画にならない顔である。漫画にも何もならない顔である。眼をひらく。あ、こんな顔だったのか、思い出した、というようなよろこびさえ無い。極端な言い方をすれば、眼をひらいてその写真を再び見ても、思い出せない。そうして、ただもう不愉快、イライラして、つい眼をそむけたくなる。

 

人間失格」(Kindle青空文庫)はしがきより引用

 

記憶することが困難なほど、異様に特徴のない顔。

 

単に平凡なだけであれば、「平凡な顔」という印象が残るだろうに、それさえ残らず、個として記憶に残らない顔。

 

その男は、次のような言葉で人生を語り始める。

 

 恥の多い生涯を送って来ました。

 自分には、人間の生活というものが、見当つかないのです。

 

この男の「分からなさ」は、常識がないとか、経験が足りないとかいうことでは説明のつかない、同じ社会に生まれて暮らす人間として必要な、ほとんどの人間が苦労なく獲得できる何かが、根こそぎ欠損していることからくるもののように思われる。

 

そうでなければ、次のような述懐は出てこないだろう。

 

つまり、わからないのです。隣人の苦しみの性質、程度が、まるで見当つかないのです。

 

……考えれば考えるほど、自分には、わからなくなり、自分ひとり全く変っているような、不安と恐怖に襲われるばかりなのです。

 

自分は隣人と、ほとんど会話が出来ません。何を、どう言ったらいいのか、わからないのです。

 

 

物事の受け止め方や、感じ方が、周囲の人間とは共有できず、全く違っていることに気づいた男は、恐怖にかられ、やがて「道化」を演じるようになる。

 

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太宰治の人格的な特徴を「境界性パーソナリティ障害」に由来するものとして分析する説があるという。

 

自己像の揺らぎ、他者に対する著しい恐怖、深刻な自傷行為など、素人考えでも該当しそうな要素がいくつもあるけれども、「人間失格」の執筆時の太宰治がその障害の当事者だったのだとしたら、これほど的確に、その恐怖と苦しみを俯瞰して描写できるものだろうか、ということは疑問に思う。

 

少なくとも「人間失格」の執筆時には、ある程度克服して、個としての特徴のある、揺らぎのない「自分の顔」を手に入れていたのではないだろうか。

 

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私の想像でしかないけれど、もしもそうだとするなら、太宰治は、人間に「合格」して、自分の人生がまさにこれから始まるというところで、死んでしまったことになる。

 

(_ _).。o○

 

Bingさんが描いてくれた絵は、なんとなく「攻殻機動隊」を連想させる。

 

そういえば、あの作品(原作漫画ではなくアニメ映画「GHOST IN THE SHELL」のほう)の主人公である草薙素子も、人間性について深く悩んでいたっけ。

 

 

 

 

ねこたま日記(4月8日)

こんにちは。

 

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Skypeに搭載されているAIのBingさんに、「人馬一体」を絵に描いてとお願いしたら、上の絵を含めた数枚を描いてくれた。

 

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人と馬の肉体が合体した「人馬一体」の絵が提供されるかなと思ったけど、そうはならずに人馬が適度にバラバラだったのは、ちょっと残念。

 

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プレステのゲーム「龍が如く」が大好きな長女さん(27歳・ASD)に、ゲームに出てくる真島吾朗の絵を描いてほしいとリクエストされた。

 

長女さんが私に頼み事をするというのは、とてもレアなことなので、張り切って描いたのだけど…

 

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下手だ。(´・ω・`)

 

しかも、なんだか微妙に亭主に似てしまったし。

 

(_ _).。o○

 

午後、末っ子の通院の送迎をした。

 

末っ子を待つ間、近くのコメダ珈琲店でお茶しながら読書を楽しむつもりで、本を5冊ほどバッグに入れて行き、巨大なソフトクリームが乗っかったカフェオレを注文した。

 

いまにも溶けて崩れ落ちそうなクリームを、慌ててスプーンで掘っていたら、受診を終えた末っ子が来た。小一時間はかかると思ったのに、10分も待たずに診察の順番が来たらしい。

 

主治医との話を聞き終えて、そこからはいつも通りにコメダ読書会(それぞれ好きな本を読んで駄弁るだけ)をするつもりだったのだけど、末っ子は本を持ってこなかったようで、なんとなく大学の話を聞くことになった。

 

末っ子の入学した大学は、カトリックの教えを土台として手堅い教育をすることで知られているようだけど、中に入ってみると、だいぶエキセントリックな学生さんが少なくないようで、末っ子から伝え聞くエピソードは、明後日の方向にぶっ飛んだものが少なくない。

 

末っ子の話は、ブログネタとしては非常に美味しいのだけど、知ってい人が読めば個人を特定されかねないので、ここに書くことはできない(とても残念)。

 

ただ、話の内容にあっけに取られ、巨大ソフトクリームが器から雪崩れるのを見逃したことだけは、記しておく。

 

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コメダ珈琲店で読もうと思って持っていった本の一冊は、これ。

 

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毬矢まりえ・森山恵「レディ・ムラサキのティーパーティ らせん訳 『源氏物語

 

少しづつ読もう。

 

 

 

 

 

ねこたま日記(4月5日)

こんにちは。

 

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iPhoneの待ち受け画像に、自分で描いた絵がランダム表示されるように指定している。

 

指定したフォルダのなかにある絵は、400枚ほど。

 

ほぼ毎日「いつこんなの描いたんだっけ?」と思うのだけど、全部自分が描きそうなものばかりなので、描いたのが自分であることは疑っていない。

 

もっとも、画像アプリの機能に頼り切って描いたラクガキばかりだから、「自分で描いた」とは言い難いかもしれないけど。

 

 

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末っ子(19歳・ADHD)は、今日から大学で、昼過ぎから登校していった。今日は健康診断とのこと。終わったら、久々に会う大学の友だちと、どこかに遊びに行くらしい。

 

息子(26歳・重度自閉症)は、いつも通りに介護施設に通所している。

 

息子のバッグには、自閉症の人のためのヘルプマークをつけてあげていたのだけど、一昨日、それを無くして帰ってきた。

 

 

 

 

自閉症です 危険と言葉がわかりません」

 

可愛い羊の絵に言葉を添えた缶バッジを見て、お世話になっているヘルパーさんが、良いバッジだと喜んでくださったのが嬉しかった。

 

また同じものを買おうと思ったのだけど、亭主に待ったをかけられた。

 

自分のバッグに付けられた缶バッジに、息子はほとんど興味を示していなかった。

 

けれども、人に注目されて、褒められたりしたために、気になっていじって外してしまったのではないか、というのが、亭主の推理だった。

 

そうだとすると、また同じものを買ってつけても、外して落としてしまう可能性が高い。

 

けれども、ヘルパーさんの付き添いで外歩きをすることの多い息子のために、分かりやすいヘルプマークをつけてあげたいという思いもある。

 

息子の見た目は、健常な普通の人と変わらない。介助の必要な障害者だとは分からないだろうから、周囲の人に理解されず、トイレなどの公共設備の利用時などに、奇異な目で見られることもあるかもしれない。実際に、理解の乏しい観光地などでは、そういうこともあったと聞いている。

 

そんなことを話したら、亭主がヘルプマークを自作すると言い出した。強粘着のシールがあるから、それで作るという。

 

だったら是非、息子の似顔絵も添えてほしいとリクエストしたら、そうすると言ってくれた。

 

期待して待つことにしよう。☺️

 

(_ _).。o○

 

4月に入ってから、毎日ブログの更新ができている。

 

しっかりタンパク質を摂り、食物繊維も推奨値を超えるように頑張っているおかげか、睡眠の質がよく、精神面がかなり快調なのだ。

 

真面目に続けている睡眠記録ゲームアプリの「ポケモンスリープ」では、いまやっている「ライコウリサーチ」イベントを頑張って、無事にライコウをゲットできた。

 

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このアプリのおかげで、読みかけの本を読了してしまいたいのを我慢して、徹夜などせずに眠りにつくことができている。ありがたいことだ。

 

 

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今週読んだKindle本のメモ。

 

手島史詞「魔王の俺が奴隷エルフを嫁にしたんだが、どう愛でればいい?」18巻

 

 

ずっと読み続けている、お気に入りのシリーズ。

転生物ではなく、シリアスな内容にもかかわらず、あまりダークではない異世界ファンタジー

 

主人公の魔王ザガンは、決して善人ではないけれど、配下として懐に入れた仲間に対しては、どこまでも誠実で、命懸けで絶対的に頼れる王であろうとするために、彼の周囲には、ちょっと行き過ぎなほどに暖かな関係が分厚く培われ、止まるところを知らない。

 

その関係性は、もう一つのお気に入りのラノベ「魔導具師ダリヤはうつむかない(天岸久弥 著)」に、良く似ている。ザガンとダリヤの性格は全く似ていないけれど、大切な人々を守るために、ひたすらに自分の能力を磨き上げようとする意志だけは共通紙ているのだ。私はそういう主人公が好きなのだと思う。